夜だけ装着すればよい矯正装置はある?負担が少ない歯列矯正の方法や治療期間を短縮できる治療法もご紹介

【監修:青山健一】

夜だけ装着すればよい矯正装置はある?負担が少ない歯列矯正の方法や治療期間を短縮できる治療法もご紹介

夜だけ装着すればよい矯正装置があれば、と思っていらっしゃる患者様は少なくありません。
矯正装置を装着すると口の中の違和感や痛みをともなう事もあり、患者様にとっては決して快適とはいえません。

頭では理解していても、できることならもっと楽に歯列矯正をしたいと思ったことがあるはずです。
できるだけ負担の少ない矯正方法は何か、矯正器具の装着時間や矯正期間そのものを短くする方法があるのか、歯科医が解説します。

夜だけ装着すればよい矯正装置はある?

夜だけ装着すればよい矯正装置はある?

夜だけ装着すればよい矯正装置と聞くと、歯列矯正を一度でも経験している患者様なら喜んで治療するはずです。
それほど矯正装置は我慢の差は大小ありますが、何らかのストレスを感じずにはいられません。

夜だけ装着すればよい矯正装置は存在しますが、患者様が条件に適応していることが必要です。
治療期間を短縮できる画期的な治療法や、装置を装着する負担を軽減する方法などもご紹介します。

拡大装置

拡大装置

拡大装置とは歯列矯正に使われる矯正装置の1つで、主に顎の骨を広げたい場合に使われる矯正器具です。
拡大装置をつけると少しずつ顎が広げられるため、歯間に今までなかったスペースが生まれ、歯が移動しやすくなります。

この装置は患者様で取り外しが可能な上に、1日8時間以上装着していればよいという治療法です。
拡大装置は稀に大人でも矯正治療の装置として使われますが、混合歯列を持つ6歳から12歳ぐらいにおすすめしています。

お子様の矯正治療で拡大装置を使う場合は、夜だけ装着すれば大丈夫です。ただし、あくまで患者様の歯並びの状況によります。

プレオルソ

プレオルソとは、家にいるときだけの装着で治療ができるといわれている矯正装置で、特に永久歯が生え始めた頃からがタイミングです。
マウスピース型のプレオルソは従来のマウスピースと異なり柔らかい素材で作られているため、痛みが少なく歯に負担をかけません。

歯列の内容によっては、ワイヤー矯正と組み合わせて、骨が柔らかいうちに舌を正しい位置へもどすのが主な役割です。
プレオルソは永久歯が生え変わる前に行う矯正治療で、大人が装着しても舌や顎の骨が固くて歯が移動しないためおすすめしません。

夜だけの矯正は基本的に子ども向け

夜だけの矯正は基本的に子ども向け

上記のように、夜だけの矯正は基本的に子ども向けの矯正治療がほとんどです。
大人の永久歯を動かし歯並びを綺麗にするには、矯正器具は少なくとも1日16時間から20時間装着しなければなりません。

骨が柔らかく永久歯が生えそろう前なら、矯正器具の装着は短くてすみますし、期間も短いです。
負担のない治療法を見つけていただくには、希望する治療が可能な歯科医院を見つけるよりも、確実に矯正治療が成功する治療方法を選びましょう。

夜だけの矯正が大人に向かない理由

夜だけの矯正が大人に向かない理由

夜だけの矯正が大人に向かない理由は、歯や骨の成長はすでに終了しているため、強力な矯正力が歯列に必要になるからです。

大人の歯や顎は、矯正していても装置を長い間外していると元の位置に戻る可能性が高くなります。永久歯が生え揃ってしまうと、プレオルソ治療は殆ど効果がありません。
大人が確実に矯正治療を成功させるならば、矯正器具の装着は少なくとも12時間以上必要だと思ってください。

計画通りに歯が動かない

計画通りに歯が動かない

 

例えば患者様の希望の治療法だからといって、マウスピース型の矯正器具を夜だけつけるとしたら、ほとんど歯が動かないはずです。
歯列矯正では計画通りに歯が動かないと、マウスピースの作り直しや治療計画の見直しが必要になり、治療期間がのびることは間違いありません。

それだけ大人の骨や歯は子どものときと異なり、固くて移動しにくくなっています。またせっかく移動できても元に戻るかもしれません。
お子様の矯正治療は、成長に合わせて矯正治療していくため、歯に負担をかけず移動することができます。

噛み合わせにも影響する

矯正装置の装着時間が12時間以下の場合、どんなに腕のよい歯科医が治療しても、噛み合わせに影響がでるのは間違いありません。
歯科医にとっても治療期間を短くする事は常に課題であり、できるだけ患者様のご要望に応じてできないものかと思考錯誤している問題です。

しかし1日あたりの装着が短ければ歯列の移動は計画どおりにはならず、かえって前よりひどくなったと感じてしまう患者様もいらっしゃいます。
特に噛み合わせは歯列全体の調整が必要で、夜だけの矯正はご希望の歯並びにならないだけではなく他の歯にも影響を及ぼすかもしれません。

歯科医がお伝えする矯正器具の装着時間は、きちんとした意味があり科学的根拠に伴っているため矯正治療中は特に気をつけてください。

歯根が露出する

歯根とは歯の1部分の名称で、通常は歯肉に覆われており見える事がありません。
しかし矯正治療を行うと歯に圧力がかかり、急激な顎の拡大などによって歯肉から歯根が露出するケースがあります。

例えば矯正器具を規定時間より少なくし、代わりに2倍の圧力をかけるなど無理な計画はこのような矯正の失敗に繋がりかねません。

1日に歯が移動する限界も、人によってさまざまです。そのため矯正器具の装着時間と矯正治療の日数は、全て綿密な計算の上で算出されています。
歯根が露出する前には前兆があり、歯肉が下がっているようにみえたら要注意です。すぐに歯科医に相談しましょう。

後戻りする危険性も

後戻りする危険性も

せっかく矯正した歯列が、後戻りする危険性もあります。
矯正治療は治療が終わっても保定期間を設け、定期的に歯をメンテナンスしなければならないほど、移動した歯の固定は大切です。

矯正器具を外してしまうという事は、歯の圧力に反動して筋肉や骨が反対の方向へ戻ろうとするのを防ぐ事ができません。
そのため、歯が移動しないだけではなく後戻りする危険性も伴います。

負担が少ない歯列矯正の方法は?

負担が少ない歯列矯正の方法は?

矯正装置を夜だけつけても、デメリットが多い事がお分かりいただけたと思います。
しかし1日でも日数を減らしたい、負担が少ない歯列矯正の方法はないかという患者様からのご要望は絶えません。

ここでは、歯列矯正治療の中でも比較的負担が少ない方法をご紹介します。
あくまで一例であり、患者様の歯列の状況によっては該当しない場合もあるため、歯科医との話し合いの上でご判断ください。

部分矯正

部分矯正

部分矯正は、名前のとおり一部の歯に圧力を施し歯列を移動させる治療方法です。
対象となる歯は前歯のみで、しかも軽度な叢生または突出など治療対象にも条件があり、移動する位置によっても異なります。

部分矯正は期間が短く全体矯正と比べると約半分ほどの期間ですみ、費用の負担も少ないため患者様には嬉しい治療法です。
1つ気を付けなければならない点は、部分矯正は奥歯には使えないことです。なぜなら奥歯は上下の噛みあわせが関係するため全体の調整が必要になるからです。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正がなぜ負担が少ない歯列矯正かというと、正しい方向で歯に圧力をかけ続けることができる矯正方法だからです。
取り外しができるマウスピース型矯正は、ワイヤー矯正と比べると器具が歯に密着できないため、圧力の度合や時間帯が弱くなります。

負担の少ない矯正方法とは患者様が1日でも早く矯正治療を終えて、且つ綺麗な歯並びになる事を考えなければなりません。
拡大装置やマウスピース型装置は、使い方次第できちんと効果がでる矯正器具ですが、患者様の努力も必要になります。

より確実性を高めるためには、ワイヤー矯正は必要不可欠であり結果的に患者様の負担を減らす事につながるはずです。
治療方法はさまざまありますが、メリットデメリットをもっと知りたい、自分に適しているか知りたい場合は下記の無料相談をご利用ください。

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治療期間を短縮できる治療法も

治療期間を短縮できる治療法も

矯正治療の種類に応じて、費用やメリット、デメリットがありますが、治療期間も重要なチェックポイントになります。

通常のワイヤー矯正やマウスピース矯正の治療期間は、少なくても約2年前後です。その後の保定期間も含めると2年半は考えておきましょう。
ここでは治療期間を第一優先に考える方に、おすすめの治療法をご紹介しましょう。

スピード矯正

スピード矯正とはインプラントやコルチコトミーなどのいくつかの矯正治療方法の総称で、これらを組み合わせて治療する事が多いため総称して呼ばれています。
スピード矯正は1996年に深沢博士によって定義づけられた治療法で、安全に矯正期間を最短化する事を目標に掲げた矯正方法です。

スピード矯正の1つ、コルチコトミーは歯槽骨や歯の表面の骨の部分を切開し自然治癒力で元に戻る力を利用しています。
コルチコトミーでの矯正期間は、従来と比較して2/3または1/2に短縮された症例が多いです。

オルソパルス

オルソパルスとは近赤外線を利用した矯正装置の名称で、矯正治療中にオルソパルスを使う事で期間の短縮が可能です。
近赤外線を歯肉に照射する事で細胞が活性化し、歯列矯正で圧力をかけられた歯周をサポートする事で歯が動きやすくなります。

オルソパルスの装置はマウスピースのように口にくわえ、上顎5分、下顎5分で完了するため非常に簡単にご自身で施術できる方法です。

聞きなれない矯正治療名を聞くと不安や疑問がうまれるかもしれません。矯正治療開始前に歯科医からよく話をききましょう。
矯正歯科技術は毎日進化しているため、ご不明な点があればいつでも下記の無料相談をご利用ください。

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歯科医の指示を守って美しい歯並びを手に入れよう

歯科医の指示を守って美しい歯並びを手に入れよう

矯正治療における歯科医と患者様の関係は、まるで二人三脚のパートナーのような関係です。
もちろん患者様のご要望に応じて、できるだけ短い期間で矯正治療を終わらせたいと常に感じています。

しかし人間の体は都合に合わせて動くことはなく、大人の矯正治療は骨が成長してしまうためお子様と比べると時間がかかるのが難点です。

体に無理を強いるとよいことはありません。しかし不可能な事は1つもないため、歯科医と共にお互いを信用しながら矯正治療を始めましょう。
そのためには、信頼できる経験豊富な歯科医に治療を依頼することをおすすめします。

矯正装置が負担に感じる場合は専門医に相談を

矯正装置が負担に感じる場合は専門医に相談を

矯正装置が負担に感じるのは、矯正治療を受けた事がある方なら誰でも経験があるはずです。
痛みや不具合は患者様本人のみ感じますが、万が一矯正装置による負担が大きすぎると感じた場合は速やかに相談してください。

歯を診察すればその痛みがどこからくるものか予測がつきますし、場合によっては治療方法を見直しした方がよい結果につながるかもしれません。
矯正中は遠慮せずに、気になる事は歯科医に相談しましょう。

まとめ

まとめ

矯正装置を夜だけつける治療法は、永久歯が生え変わる時期なら可能です。その他のタイミングで期間短縮したい場合は別の方法を検討しましょう。
歯列矯正の技術や装置は日々進化しているため、新しい治療法や海外で行われている治療法が日本でも施術できるようになりました。

しかし、人間の体の限界があるため度を超えたスピード変化を求めてしまうのは、返って悪影響を及ぼしかねません。
歯科医とよく話し合いをした上で、体に負担のない確実な矯正治療を選びましょう。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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