スピード矯正の治療方法を詳しく解説|スピード矯正のメリット・デメリットもご紹介

【監修:青山健一】

スピード矯正の治療方法を詳しく解説|スピード矯正のメリット・デメリットもご紹介

近頃は歯並びで悩んでいる方も多くなってきています。特に成人している方は成長期の子供とは違い、矯正治療にかなり長い期間かかってしまう、矯正しても元に戻ってしまうなどの問題があります。
歯の矯正治療といっても治療方法もさまざまで、大人子供関係なく矯正治療自体長い期間を要します。長期間となると、時間はもちろん費用の負担も大きくなってしまうのが悩みの種だという方も多いです。

そんな中、スピード矯正という治療方法が注目されています。今回はスピード矯正に興味がある方、歯の矯正を検討している方にスピード矯正について治療期間から注意点まで紹介していきます。

スピード矯正はなぜ治療期間が短い?

スピード矯正はなぜ治療期間が短い?

スピード矯正の最大の特徴は、従来の矯正治療に比べて治療期間が短いことです。
従来の矯正治療は、固い骨に囲まれている歯をゆっくり動かすため、治療にそれだけ長い時間がかかります。
その人の歯の状態や治療方法にもよりますが、部分矯正で数ヶ月~半年、全体矯正で1年~2、3年とかかってしまうのです。

一方でスピード矯正は、固い骨に対して切れ目を入れるなどの処置を施し、歯の動きを早くすることで従来の矯正治療よりも短い治療期間で済みます。

スピード矯正の治療方法

スピード矯正の治療方法

スピード矯正の治療方法には、5つの方法があります。ここからは5つの治療方法について詳しく紹介していきます。

コルチコトミー法

コルチコトミー法

コルチコトミー法は、歯槽骨皮質骨切除術という手法で治療します。
顎骨の歯槽骨の表層部分である皮質骨の一部を切除し、内側にある海綿骨にヒビを入れることで、歯の動く範囲を広がり動く際の抵抗が減ります。

ヒビを入れた骨の自然治癒力と矯正装置を利用することで従来の矯正よりも短期間で歯を正常な位置に戻すことが可能です。
矯正治療は場合によって、矯正後に元に戻ってしまうケースがありますが、この治療方法は抜歯が不要となるケースもあるほか、が元に戻ってしまうリスク軽減が可能です。

さらには、歯茎がやせ細ってしまう歯肉退縮や歯の根部分が短くなってしまう歯根吸収といった症状の軽減もできるメリットもあります。手術時間は大体1時間半ほどです。
子供には適応できない治療方法で、歯並びによっては治療不可能なケースがあり費用も高くなるといったデメリットがあります。

オステオトミー法

オステオトミー法は、歯槽骨の全体にメスを入れて歯槽骨ごと動かして歯の位置を正常な位置に戻します。
主にヘミオステオトミー・コルチコトミー法で治療不可能な方に適用されることが多い治療法で、海外赴任がある方や結婚式を控えているなど早く矯正を完了させたい方にもおすすめです。

この治療方法は、コルチコトミー法よりも短期間で矯正することができ、術後の腫れも少ないといったメリットがあります。腫れについては個人差があるため注意が必要です。
また、一度骨を切ることで治療前よりも歯槽骨の丈夫になるといった効果もあります。手術時間は大体2時間ほどです。

デメリットとしては、手術時間が長く身体への負担があることや通常の矯正よりも費用が高くなる、取り扱っている歯科医院が少ないなどが挙げられます。

ヘミオステオトミー・コルチコトミー法

ヘミオステオトミー・コルチコトミー法は、ヘミオステオトミー法にコルチコトミー法を取り入れ改良した治療方法です。
コルチコトミー法で歯槽骨の一部を切除し、皮質骨の内部にある海綿骨にヒビを入れ矯正装置で歯を動かしやすくします。

手術直後に歯を動かすためのワイヤーを入れるため、事前に矯正装置をつけ自然治癒力と矯正装置の力により歯の矯正が可能です。

コルチコトミー法やオステオトミー法と同様に歯が元に戻ってしまうリスクを軽減できることや骨が丈夫になるといったメリットがあります。
それに加え、皮質骨を除去する際に掘る溝によって血液の循環が良くなり、歯肉が若返ることで歯茎がピンク色になるといったメリットもあるのです。

また、インプラント矯正と併用することが多いため短い期間で矯正することができ、治療期間については、その人の歯の状態にもよりますが4分の1から半分ほどの期間で矯正できます。

手術時間は1時間半ほどで、病院にもよりますが、術後は入院することなく日帰りでの帰宅が可能です。
デメリットとしては成長期である子供は治療ができない、腫れや感染症リスクがある、取り扱っている歯科医院が少ないといったことが挙げられます。さらに費用も高くなる場合があります。

インプラント矯正

インプラント矯正

インプラント矯正は、チタン製のプレート状の器具アンカーインプラントと骨ネジ型の器具を顎骨(歯槽骨)に一時的に埋め込んで歯を動かしやすくして矯正するという治療法です。

この方法によって、正常な位置に戻したい歯のみをピンポイントで移動させることができ、複数の歯を同時に動かすことができるため早い期間で矯正することができます。また、歯根吸収のリスク軽減も可能です。
人によっては抜歯することなく、治療できるケースもあります。抜歯の有無に関しては受診する歯科医に確認することをおすすめします。

インプラントの移植手術が必須となり、インプラント周辺の炎症や脱落、歯槽骨が溶けてしまうなどのリスクに加え、治療できる歯科医院も少ないです。

オーソパルス

オーソパルスは、矯正治療と並行して近赤外線を歯の周辺組織へ照射して行う治療法です。
毎日光照射用装置を口にくわえて上下5分ずつ照射します。
照射することにより、細胞エネルギーが活性化させることで矯正のスピードを早めることで歯を効率的に動かすことができ、矯正治療の期間を短く済ませることができます。

ほかにも痛みの軽減もできるといったメリットがあり、痛いのは嫌だという方や仕事が忙しくなかなか治療に時間を割けない、外科的治療に苦手意識がある方におすすめな治療法です。
一方でデメリットもあり、人によっては効果が見られないケースや費用がかかってしまう場合もあるため注意が必要です。

スピード矯正の治療期間と費用は?

スピード矯正の治療期間と費用は?

歯の矯正には、治療期間と費用がかかります。実際、通常歯の矯正にかかる治療期間は、矯正する歯の本数や治療方法にもよりますが1年~2、3年かかってしまうのがほとんどです。

治療期間がかかる分、当然費用の負担も大きくなります。そのため歯の矯正をしたくても、仕事や育児などさまざまな理由で頻繁に歯医者に行く時間がない方や費用面での負担がかかることもあり、なかなか矯正できないという方も多いです。

しかしスピード矯正は、個人差や治療方法にもよりますが6ヶ月~1年以内に終わらせることができます。コルチコトミー法やオステオミー法、ヘミオステオミー・コルチコトミー法では、半年~1年で治療が終わっているケースがほとんどです。

コルチコトミー法やオステオミー法、ヘミオステイミー・コルチコトミー法の費用相場は人や病院によって異なりますが、大体50万円~の場合が多いです。
その時の歯の状態や歯科医の治療方針、病院によって手術費などが異なるため事前にかかりつけの歯科医または受診予定の病院へ確認することをおすすめします。

インプラント矯正の治療期間は半年~1年ほどで終わらせることができ、最短では半年で終わる方もいます。費用相場は上下矯正の場合は100万円~が相場です。
矯正箇所が上下のどちらかの場合や範囲が狭いなどの場合は、相場より低い費用で治療できることもあるため、こちらもかかりつけの歯科医や病院への相談がおすすめです。

オーソパルスの費用は通常の矯正費用+18万円が相場となっています。矯正費用については、人によって治療方法が異なるため病院への確認が必要です。

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スピード矯正のメリット

スピード矯正のメリット

スピード矯正には下記3つのメリットがあります。

従来の矯正治療と比べて治療期間が短くなる

スピード矯正の最大のメリットが短期間で治療できるというところです。
従来の矯正治療は、数年にわたる治療が必須となり矯正装置による口内の違和感や通院しなければならないといったストレス、手間があります。

そのため、仕事やプライベートの都合上長期間にわたっての通院が厳しいという方や矯正装置を長期間つけたくないといった方や歯並びは治したいけど矯正はしたくない、という方も多いです。
そんな方にとってスピード矯正は、数ヶ月~1年で治療が完了するため従来の矯正ほどストレスや手間がない、治療期間が短いというのは嬉しいものです。

抜歯せずに治療できる

抜歯せずに治療できる

歯の矯正をしたいという方の中には、本来の歯を残して歯並びを治したいという方も多いです。
従来の矯正治療では抜歯しての治療がほとんどでメリットもありますが、抜歯後の痛みや回復するまでに時間を要するといったデメリットもあります。

中には抜歯せずに治療することもありますが、基本は顎と歯の大きさのバランスや顎のズレなどが歯並びに悪影響を及ぼしているケースが多いこともあり、大体が抜歯の治療になります。

一方でスピード矯正は抜歯することなく歯槽骨など骨への施術による治療のため、通常の矯正治療の際の抜歯することで生じるストレスがありません。ただし、場合によっては抜歯するケースもあるため全くないとは言い切れません。

歯根吸収・歯肉炎のリスクが少なくなる

矯正治療は、歯根吸収歯肉炎のリスクがついてまわります。従来の矯正治療ではワイヤーで歯を動かす事で無理な力がかかってしまいますが、スピード矯正はそれがなく歯根吸収や歯肉炎になるリスクが軽減されます。また、後戻りしてしまうリスクも少ないです。

スピード矯正がおすすめな人は?

スピード矯正がおすすめな人は?

結婚式や何かしらのイベントまでに歯並びを治したいという方や転勤などで長期間通院するのは難しいという方、抜歯せずに歯並びを綺麗にしたい方におすすめな治療方法です。

スピード矯正の注意点

スピード矯正の注意点

スピード矯正には以下2つの注意点があります。

対応可能な歯科医院を調べておく

スピード矯正は専門性の高い技術が必要な矯正治療です。そのため、スピード矯正に対応している歯科医院も限られています。
特にヘミオステイミー・コルチコトミー法などのように、複数の治療法を併用して行う治療に対応できる歯科医は限られています。

スピード矯正を行っている歯科医院でも全ての治療方法に対応しているわけではないため、スピード矯正で自分が希望する治療方法が決まっている場合はしっかり下調べしておくのがおすすめです。

人によっては治療期間が短縮できないことも

スピード矯正は全員が治療期間を短縮できるわけではありません。歯並びの状態によっては治療期間を短縮できず、従来の矯正治療と同じくらいの長い期間治療しなければならないケースもあります。
また、人によっては歯並びの関係でスピード矯正ができないケースもあるため注意が必要です。

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スピード矯正を行うなら信頼できる専門医を選ぼう

スピード矯正を行うなら信頼できる専門医を選ぼう

先ほども紹介したように、スピード矯正は全ての歯科医院が対応できるわけではありません。病院によってはスピード矯正自体に対応していない場合もあります。
スピード矯正を中心に行っている歯科医院や歯科医もいるため、病院を探す際は病院だけでなくスピード矯正を専門的に行っている歯科医かどうかもあわせて調べておくのがおすすめです。

まとめ

まとめ

ここまでスピード矯正について紹介してきました。スピード矯正は治療期間を短縮できるだけでなく、費用面や治療後においてもさまざまなメリットがあります。
一方でデメリットもあり、治療方針によっては費用面の負担が大きくなる場合や歯並びによって治療を受けられないといった場合もあるためスピード矯正を考えている方は注意が必要です。

また、スピード矯正は全ての歯科医院で治療を受けられるわけではないため、自分が希望する治療法に対応しているか、スピード矯正に対応している病院であるかホームページなどで事前に調べておくことをおすすめします。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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