中学生の歯の矯正の値段を歯科医が解説|中学生が矯正するメリットや治療を始めるタイミングもご紹介します

【監修:青山健一】

中学生の歯の矯正の値段を歯科医が解説|中学生が矯正するメリットや治療を始めるタイミングもご紹介します

中学生のうちから歯科矯正を始めてもよいのか、大人になってから治療を始めた方がよいのか迷われる方は多いです。
永久歯が生えそろった中学生の段階で矯正治療を始めるメリットや、どのような歯並びのときに歯科矯正が必要となるのかご紹介します。

目安となる矯正治療の費用や治療期間などについても解説するので、子供の歯科矯正を判断する参考にしてください。

中学生のうちに歯の矯正を始めるメリットは多い?

中学生のうちに歯の矯正を始めるメリットは多い?

大学生や社会人になってから歯の矯正を始める人が多くいましたが、最近は中高生の時期に矯正を始める人が増えています。
理由としては、歯並びに対するコンプレックスで友達付き合いに消極的になったり自信が持てず楽しい学校生活が送れないという子供が増えていることがあげられます。

その他にも食生活の変化で子供が硬いものを噛まなくなったことや、生まれつき歯の本数が少ないこと、虫歯の治療に合わせて早めに矯正を検討するケースなどが主な理由です。
中学生や高校生の時期というのは成長に合わせて歯が動いている時期のため、実は矯正治療を始めるには非常に適した時期ともいえます。
矯正の無料相談は次のリンクから簡単にできるので、疑問があれば気軽に相談してください。

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中学生が歯の矯正を始めるメリット

中学生が歯の矯正を始めるメリット

子供が大学生や社会人になってから歯科矯正をしたいと思い始めた時に、もっと小さい時期に歯科矯正を受ければ良かったと後悔する方も多いです。
ここでは中学生の時期に歯の矯正を始めることのメリットとして、代表的な3つの内容をあげて詳しく解説します。

成長過程で歯が動きやすい

成長過程で歯が動きやすい

中学生で歯の矯正を始めるメリットの1つ目に、子供が成長期にあるため歯が動きやすく治療が容易にできる点があげられます。
歯並びや噛み合わせの悪さは年齢とともに進行するため、歯が動きやすくて歯並びを整えやすい中学生の時期に矯正歯科治療を始めることは大きなメリットです。

多くの子供は中学生で永久歯による歯列が完成し、上顎の成長はピークを過ぎたものの下顎はまだ成長段階にあるため矯正が比較的容易におこなえます。

通院の時間を取りやすい

通院の時間を取りやすい

中学生で歯の矯正を始めるメリットの2つ目としては、子供が歯科医院に通院する時間を確保しやすい点があげられます。
中学生は高校生や大学生に比べて授業時間も短く夕方の時間に比較的余裕があるため、歯科医院に通院するための時間が確保しやすい時期です。

骨の代謝が活発な中学生は大人に比べて歯の動くスピードが早いため、治療期間も大人に比べて短かい傾向があるため集中して治療ができます。

転居の可能性が低い

転居の可能性が低い

中学生で歯の矯正を始めるメリットの3つ目としては、治療中に転居する可能性が低い点があげられます。
部活や勉強が忙しい時期ではありますが、進学するまで転居する可能性が低い時期であり転院せずに同じ歯科医院で最後まで治療をできるため安心です。

歯科医によって矯正治療の方針や考え方が違う場合もあるため、可能であれば一度矯正治療を始めたら最後まで同じ歯科医の治療を受けることをおすすめします。

歯の矯正が必要な歯並び

歯の矯正が必要な歯並び

矯正治療が必要となる歯並びは、不正咬合(ふせいこうごう)と呼ばれる出っ歯などに代表される悪い歯並びの状態です。
不正咬合の状態は見た目の悪さだけではなく、食べ物がしっかりと噛めない、発音に支障が出るケースがある、歯周病などになりやすい、などさまざまな問題の原因となります。
これから歯の矯正治療が必要な代表的な歯並び5つについて、それぞれ詳しく説明していくので参考にしてください。

叢生

叢生

叢生(そうせい)は、隣り合った歯が重なり合って生えているデコボコした状態の歯並びのことです。
多くの場合、歯の大きさに比べて顎が小さくてきれいに並ぶことができないため起こる状態です。八重歯も叢生の一種に分類されます。

出っ歯

出っ歯

いわゆる出っ歯と呼ばれる状態は正式には上顎前突(じょうがくぜんとつ)といい、上の前歯あるいは上顎全体が前側に突き出している歯並びのことです。
出っ歯の原因は遺伝のほかに、上下の顎の成長バランスが崩れた場合や指しゃぶりや口呼吸などの日常的な癖が考えられます。

受け口

受け口

いわゆる受け口と呼ばれる状態は正式には反対咬合(はんたいこうごう)といい、下の歯列が上の歯列よりも前側に出ている歯並びのことです。
受け口の原因としては、下顎の過度な成長や上顎の成長不足、上の前歯が内側に傾斜して起こるケースが考えられます。
受け口の状態が続くと、食べ物を上手に噛めなくなり発音がしにくいという問題も生じるため矯正治療が必要です。

開咬

開咬

開咬(かいこう)は、奥歯を噛み合わせた状態でも上下の前歯が開いたままで閉じることができない状態の歯並びです。
開咬の状態では食べ物をしっかりと噛み切りにくく、前歯の隙間から空気が漏れて発音に支障が生じるケースがあります。
開咬の原因として考えられるのは、指しゃぶりなどの癖が長く続いたことなどです。

過蓋咬合

過蓋咬合

過蓋咬合(かがいこうごう)は、上の歯列が下の歯列をすっぽりと覆ってしまう歯並びで別名「オーバーバイト」とも呼ばれます。
過蓋咬合の状態では食べ物をしっかりと噛むことができないことが多く、正確な発音がしにくくなるというケースが特徴的です。

子供の歯並びの状態がこれらの状態に近いと判断された場合は、早めに近くの歯科医に相談されることをおすすめします。無料相談も受け付けているため気軽に予約してください。

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中学生の歯の治療の値段はどれくらい?

中学生の歯の治療の値段はどれくらい?

これまで説明したような歯並びの状態になったら早めに矯正治療を始めることをおすすめしますが、中学生で矯正治療を始めた場合の費用の目安は幾らくらいでしょうか。
噛み合わせの状態や治療の難易度、歯列の発育状態さらには各歯科医院の治療方針によって、矯正治療の方法や治療期間が異なります。

それに応じて矯正に必要な費用も変わってくるため、一概に中学生の矯正治療に要する値段が幾らとは明確にいえないのが実情です。
目安になる税別費用としては、初診費用とカウンセリング料が5,000円程度、精密検査と診療費が5万円程度が矯正治療を始める前に必要な費用になります。

矯正治療の費用は使用する装置の種類によって変わりますが、目安としてはマウスピース矯正の場合で50万円~100万円程度です。
表側矯正の場合で18万円~100万円程度、裏側矯正の場合で30万円~150万円程度が相場と考えておいてください。

マウスピース矯正の場合は、部分矯正なのか奥歯を含む全体矯正なのかによっても費用が大きく変わるため注意が必要です。
またマウスピースのブランドによって価格が異なるため、事前に歯科医院に相談しながら適切な器具を選んで治療をするようにしてください。

矯正治療が終了した後には、歯並びが後戻りしないように歯を固定するリテーナーと呼ばれる保定装置を装着する必要があります。
リテーナー代金が矯正費用に含まれる歯科医院もありますが,、別途支払う場合は8万円程度が目安と考えておいてください。

中学生が歯の矯正を始めるタイミングは?

中学生が歯の矯正を始めるタイミングは?

子供の矯正治療を始めるタイミングとしては、大きく分けると2回あるといわれます。
乳歯と永久歯が混在した時期に行うケースと、すべて永久歯に生え変わった後におこなうケースです。
中学生で歯の矯正を始める場合は、13歳ころにすべての乳歯が永久歯に生え変わったタイミングで早めに始めることをおすすめします。

永久歯に生え変わってしまえば中学生でも成人でも同じと考える人もいますが、成長期にある中学生の早い時期に矯正を始めると治療期間を短かくすることが可能です。
比較的自分の計画通りに治療ができるため、成人してから矯正を始めるよりもメリットが多いといえます。

歯の矯正の種類

歯の矯正の種類

中学生で歯の矯正を始める場合も、基本的には成人の歯科矯正と治療内容は同じです。
子供の歯の状態や目指す歯並びなどに応じて矯正の種類はいくつかありますが、主な種類としてマウスピース矯正、表側矯正、裏側矯正の3つについて詳しく解説します。

マウスピース矯正

歯の矯正方法として代表的なマウスピース矯正は、マウスピースと呼ばれる透明の装置を歯にかぶせる方法です。
マウスピースは比較的目立ちにくく、取り外しが可能な点が大きなメリットといえます。
さまざまなマウスピースのブランドがあり、それに伴って費用も非常に幅が広いことも特徴的です。

表側矯正

表側矯正は歯の表側にワイヤーを装着して歯並びを矯正する方法で、一見して矯正治療をおこなっていることが分かるほど目立ちやすいデメリットがあります。
重度な叢生状態の歯並びなどさまざまな歯の状態でも対応できる点が、表側矯正のメリットです。
最近では透明のブラケットとワイヤーを使用して装置が目立ちにくくした審美ブラケットと呼ばれるものもありますが、その場合料金が高額なります。

裏側矯正

裏側矯正は歯の裏側にブラケットとワイヤーを装着して歯並びを矯正する方法で、装置が目立ちにくく表側矯正よりも虫歯になりにくい点がメリットです。
裏側矯正のデメリットとしては、表側矯正に比べて治療期間が長くなってしまうこと、費用が高額になることがあげられます。

中学生の歯の矯正は信頼できる歯科医に相談

中学生の歯の矯正は信頼できる歯科医に相談

これまで説明したように矯正治療にはさまざまな方法があり、長い治療期間と高額な料金が必要です。
一度通い始めたら最後まで同じ歯科医院でお世話になるため、最初の歯科医院の選定が非常に重要といえます。
特に中学生という成長期の多感な時期に長期通院をする場合は、安心して治療を任せることができる信頼できる歯科医を見つけて相談してください。
矯正についての無料相談をすることもできるので、迷った場合はまずは気軽に相談することをおすすめします。

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まとめ

まとめ

中学生の段階で歯の矯正を始めたいと考えている親の方は、治療方法や期間、必要な治療費など不安なことが多いと思います。
子供の将来にかかわる重大な治療であり高額な治療費を支払うため、信頼できる歯科医を選んで事前にしっかりと相談することが大切です。

基本的な矯正治療についての理解が得られたら、安心して治療を任せられると納得できるまでしっかりと歯科医に相談してみましょう。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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