アンカースクリューが痛くて辛い方へ|痛いときの対処法や治療のメリットを歯科医が解説します

【監修:青山健一】

アンカースクリューが痛くて辛い方へ|痛いときの対処法や治療のメリットを歯科医が解説します

歯科矯正にはさまざまな矯正治療がありますが、矯正用アンカースクリューを選択する方も増えてきています。
しかし、一方でアンカースクリューを用いた治療の内容がよくわからず、歯科サイトなどに掲載されている写真を見て抵抗感がある方も多いです。
今回は、矯正用アンカースクリュー治療していて痛みが辛い方、これから治療をしようか検討している方などへ、痛いときの対処法やアンカースクリューの治療を行うメリットについて紹介します。

アンカースクリューによる矯正治療は痛い?

アンカースクリューによる矯正治療は痛い?

アンカースクリューによる矯正治療は痛みが強いと思われがちですが、実は痛みが他の矯正治療に比べて痛くないといわれています。
全ての人が痛みを感じないわけではないですが、大半の方が痛みを感じないケースがほとんどです。

ただし、麻酔が切れたと同時に痛みがある場合もあり、中には1週間ほど痛みが続く方もいます。
また、痛みを感じやすい方やそのときに担当した歯科医の治療によっては痛みがあるケースもあります。

アンカースクリューの特徴

アンカースクリューの特徴

アンカースクリューには以下2つの特徴が挙げられます。

矯正治療の補助装置

矯正治療の補助装置

アンカースクリューとは、矯正治療で歯を動かすための装置で2012年に厚生労働省より薬事承認さました。
アンカースクリューにはさまざなな形状にものがありますが矯正治療で用いられることが多いのは、直径1~2mm、長さ6~10mmほどでチタン合金製の小さいネジです。

このネジを歯の骨に埋め込むことで従来の矯正治療よりもの動きが簡易的になり、短期間で治療を済ませることが可能です。
また、使用する装置も簡略されるため矯正治療の際の違和感が軽減されるのもメリットといえます。

骨に直接固定する

小さなネジを顎の骨に埋め込み直接固定することで歯を動かしやすくしています。従来の矯正治療と大きく異なる部分が、歯に働くです。
従来の矯正は、歯同士を引っ張ったり押したりして歯を動かすため動かす必要のない歯にまで力がかかり、望まない方向へ動くことがあります。

しかし、アンカースクリューを用いた治療では骨に埋め込んだアンカースクリューにも力が働くため望まない方向に歯が動くことなく、歯に矯正力を加えることが可能です。

アンカースクリューが痛いときの対処法

アンカースクリューが痛いときの対処法

痛みがあまりない治療法といわれていますが、人によっては強い痛みがある場合もあります。痛みがある際の対処法が以下2つです。

処方された鎮痛薬を飲む

処方された鎮痛薬を飲む

アンカースクリューを埋め込んだ後に、歯科医によっては鎮痛薬を処方する場合もあります。そういった場合は鎮痛薬を服用して様子を見るのがおすすめです。
また、痛みが心配という方や痛みの兆候があるといった場合は、担当の歯科医に言って鎮痛薬を処方してもらうようにしましょう。

痛みが強いときは歯科医に相談

アンカースクリューでの治療は、創部が感染する患者さんもいらっしゃいます。悪化してしまう前に早めの対応が重要です。
鎮痛薬を服用しても痛みが治まらない場合や我慢できないくらい痛みがある場合、痛みがどんどん強くなっている場合は早めに治療した病院へ相談することをおすすめします。

実は痛みが少ない治療方法?

実は痛みが少ない治療方法?

アンカースクリューは痛みが強い治療法にみえますが、実は矯正治療の中でも比較的痛みが少ない治療方法です。
埋め込みをする際も治療が完了して抜く際も痛みが少ない治療法です。痛みが少ない理由は以下2つにあります。

骨に痛覚はない

知らない方もいいですが、骨に痛覚はありません。そのため、抜歯したときのような痛みがなく、あったとしても軽いものであることがほとんどです。

埋め込みの処置は麻酔を使う

アンカースクリューを埋め込む際は局所麻酔を使用します。処置中は痛みや出血などもほとんどみられないケースがほとんどです。
ただし麻酔が切れたころに痛みが出てくることはありますが、大体は鎮痛薬や抗生物質が処方されるため、すぐに痛みは引いてしまいます。

歯科用アンカースクリューの痛みが不安な方はまずは歯科医に相談することをおすすめします。ぜひ無料の矯正相談をご活用ください。

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アンカースクリューを用いるメリット

アンカースクリューを用いるメリット

アンカースクリューは、従来の矯正治療より患者さん自身の負担が少ない治療方法でもあります。
従来の矯正治療では、ヘッドギアなどの補助装置を患者さんも自宅で管理しなければならず、負担も大きいものでした。

しかし、アンカースクリューはその手間がなく、患者さんへの負担が軽減された治療方法です。他にも矯正器具が目立たないといったメリットもあります。
これ以外に矯正治療でアンカースクリューを用いるメリットには以下の4つが挙げられます。

非抜歯で矯正できる可能性

従来の歯列矯正では、抜歯が必要になるケースが多くありました。
人にもよりますが、特に成人している方の矯正になると、顎が成長しきって歯も生えそろっていることがほとんどのためスペース確保などで抜歯することが多いです。

しかし、アンカースクリューでの治療法が確立されてからは抜歯しなくても矯正できるようになりました。そのため、抜歯による腫れや痛みなどを防ぐことができストレスや負担が軽減されます。

治療期間の短縮

従来の矯正治療は、マウスピース矯正などで半年~1年、ワイヤー矯正で2~3年ほどの治療期間が必要となるとされています。
もちろん治療期間は個人差がありますが、なるべく早く終わらせたいと思う方が多いです。

アンカースクリューを埋め込むことで、強固な固定源が得られ従来の矯正治療と異なり大きく前歯を後ろへ動かすことが可能です。
従来の矯正では、奥歯がずれないようにヘッドギアなどを用いて奥歯を後ろに押すように力を加えて固定源を強化して歯を動かす方法をとっていました。

また、歯を動かす際も犬歯を動かしてから前歯など他の歯を数本まとめて動かす、といった二段階手法をとっていることがほとんどだったため、その分治療期間も長くなっていました。
しかし、アンカースクリューが用いられるようになってからはそれらの工程を簡略することが可能となり、まとめて一気に動かすことが可能になったのです。
そのため、治療期間も従来の矯正治療より短縮し、矯正しているというストレスや費用面での負担も軽減できます。

難易度の高い歯の動きが可能になる

難易度の高い歯の動きが可能になる

歯の矯正は、歯槽骨を作り替えるのと同時に歯に器具を装着し、歯を動かしていきます。このときに重要となるのが歯根膜といわれる部分です。
歯を動かすにはこの歯根膜が健康な状態でなければなりません。歯に矯正器具を取り付けた際、歯を動かしたい方向に力が働きます。

この力は歯根膜に繋がり、動かしたい方向にある歯根膜は圧迫され反対側は引っ張られている形になるのです。
圧迫された歯根膜では、破骨細胞という細胞が働くことで歯槽骨を徐々に溶かしていき、一方の引っ張られている方の歯根膜では骨芽細胞という細胞が新しい骨をつくる働きをしてくれます。

この働きは歯根膜が健康である証拠です。しかし、健康に保てていない場合は歯を動かすことができなくなってしまいます。
骨性癒着を起こしている場合だと歯が動かないため、矯正治療ができないケースも多いです。
こういった場合に、歯をまとめて大きく動かせるアンカースクリューを用いた治療法で歯を動かすことが可能となります。

手術の回避につながる

これまで上顎や下顎など顎に問題のある歯並び矯正では、外科矯正と併用していました。
しかし、アンカースクリューを用いたことにより手術を回避することができた症例もあるのです。
ただし、アンカースクリューを用いた矯正で手術が必ずしも回避できるわけではないため、注意が必要です。

アンカースクリューによる矯正治療の注意点

アンカースクリューによる矯正治療の注意点

アンカースクリューによる矯正にはいくつか注意点があります。まず挙げられるのがアレルギーです。
アンカースクリューはチタン合金製でつくられています。金属アレルギーの方は治療前に担当の歯科医に申告しておく必要があります。
また、金属アレルギーか分からず心配という方も、担当医に相談しておくのがおすすめです。

次に注意すべき点は脱落する可能性があることです。アンカースクリューを用いた治療ではインプラントと異なり、埋め込んだアンカースクリューをいずれ撤去しなければならないため、骨との結合はされません。
経験豊富な歯科医でも成功率は80~90%となっています。脱落してしまった場合は再度埋め込みが必要です。

この場合、埋め込んでいた箇所の骨は回復しますが、再度埋め込みまで数ヶ月かかってしまう可能性もあるのです。
埋め込む際に歯根を傷つけてしまうケースも実際にあり、痛みがある可能性も考えられます。アンカースクリューを埋め込んでしばらくは違和感や不快感がある場合があります。

大体の方は1~2週間ほどで慣れる方が多いです。また、治療中は口内のケアが重要となります。
アンカースクリューを使用した治療だけでなく、従来の矯正治療も治療中は虫歯や歯周病、感染症にかかるリスクが高くなります。
そのため、治療中は治療前以上に手を抜かずしっかりと口内の健康を意識することが重要です。

アンカースクリューを用いた治療の不安は歯科医に相談

アンカースクリューを用いた治療の不安は歯科医に相談

アンカースクリューを用いた治療法は小さなネジを埋め込む治療方法なため、治療に対して不安を覚える方も多くいます。
アンカースクリューの治療を検討しているのであれば、治療を決める前に不安を解消しておくのが一番です。

アンカースクリューを用いる治療に伴うリスクなどについてもしっかりと確認しておきましょう。不安を解消するにはやはり歯科医への相談がおすすめです。
無料の矯正相談を活用し、矯正治療の不安を解消しながら治療を検討してください。

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まとめ

まとめ

アンカースクリューを用いた治療は、従来の矯正治療に比べて痛みが少ない治療方法です。埋め込む際も局所麻酔を使用するため、出血や腫れなども基本ありません。
抜歯をしなくても治療を受けられる可能性や手術を回避できる可能性があるため、抜歯したくない方、外科的治療が苦手な方におすすめな治療法になります。

全ての方がアンカースクリューの治療をしたからといって抜歯しない治療が受けられるわけではなく、人によっては抜歯や外科的治療をしなければ治療できないケースもあるため注意が必要です。
アンカースクリューの治療を検討している方で抵抗を感じている方は一度、歯科医に相談してからよく考えて治療を受けるか決めることをおすすめします。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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