乳歯に隙間がないと永久歯に影響する?乳歯の歯並びの特徴や生え変わり期の注意点を歯科医が解説

【監修:青山健一】

乳歯に隙間がないと永久歯に影響する?乳歯の歯並びの特徴や生え変わり期の注意点を歯科医が解説

乳歯は すきっ歯がよいということを聞いたことがある人は少なくありません。これは、歯と歯の間があることで永久歯の歯並びがキレイになるために必要なことです。
今回紹介する、乳歯の歯並びの特徴や生え変わり期の注意点を参考に、お子様の歯並びを今一度確認してみましょう。

乳歯に隙間がないと永久歯に影響する?

乳歯に隙間がないと永久歯に影響する?

乳歯はすきっ歯がよいという話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、乳歯の場合はその通りです。
乳歯は永久歯に比べて小さいため、歯と歯の隙間が空いていることが顎が正常に成長している証明となります。

しかし、子どもが2~3歳の歯が生えそろう時期に隙間がなくても心配する必要はありません。子どもが成長する際に顎も一緒に成長してきます。
そのため、5~6歳を迎えるころには顎の成長とともに歯の隙間も広がっていきます。この時期に歯と歯の隙間がない場合には経過を観察するようにしましょう。

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乳歯の歯並びの特徴

乳歯の歯並びの特徴

乳歯の歯並びと大人の歯並びでは異なる特徴があります。これは子どもから大人にかけて顎が成長するためで、成長に合わせて歯も変化していきます
例えば、永久歯は全部で32本に比べて乳歯は20本しか生えてきませんが、これは子どもの顎が小さく、成長して大人の顎に変わることで歯が生えるスペースも広くなるからです。

他にも乳歯は構造的にも永久歯とは違います。歯の構造は外側にエナメル質があり、その下を象牙質が覆ってます。
乳歯は永久歯と比べるとこのエナメル質と象牙質が薄く、虫歯になりやすいのも特徴の1つです。
乳歯には他にも歯並びの特徴があるため、ここで紹介をしていきます。

歯と歯の間に隙間がある

正常な大人の歯並びには歯と歯の間に隙間は必要ありません。不要な隙間は口腔内の衛生状態を悪化させてしまう原因です。
しかし、乳歯の歯並びの場合には歯と歯の隙間が重要な意味を持ち、お子様のその後の歯並びや歯の健康に関わります。

この隙間は乳歯の特有な歯並びで発育空隙と呼び、永久歯が生えてくる際に重要な隙間となります。

顎の成長とともに隙間ができることも

子どもの乳歯が生えそろうのが2~3歳ですが、この時期は隙間は一時的に小さくなるため、子どもの歯並びを不安に感じることがあるかもしれません。
しかし、4歳頃から永久歯に生え変わる準備が始まるため、顎の成長とともに歯の隙間が広がっていきます
さらに、永久歯の生え変わり時期に上下の顎が上手く噛み合うように調整する役割もこの隙間にはあります。

乳歯に隙間がないことのデメリット

乳歯に隙間がないことのデメリット

隙間なく生え揃っていると、一見問題ないように感じることがあることがあるかもしれません。
しかし、この時期に隙間なく生え揃ってしまうと永久歯がきれいに生えてこない可能性があります。

特に最近の子どもの傾向として、柔らかい食べ物を噛まずにすぐ飲み込んでしまう子供も増えており、しっかりと顎が成長することができません。
ここでは乳歯に隙間がないことによるデメリットについて紹介をしていきます。

永久歯が生えるスペースがない

永久歯が生えるスペースがない

5~6歳になっても隙間ができないと、永久歯が生えてくるスペースを作ることができません。そのまま生え変わってしまうと永久歯の歯並びがガタガタになってしまいます。
それだけでなく、永久歯が生えてくるスペースがなくて生えることができなくなってしまう場合もあります。
乳歯列に歯と歯の間に適度なスペースがあるとこのようなこともなく、永久歯の歯並びもよくなるため、子どもの歯並びは定期的に見てあげてください。

虫歯になりやすい

乳歯の歯と歯の間に隙間がない場合、永久歯の歯並び以上に問題があるのは虫歯です。
前述でも紹介したとおり、乳歯自体も虫歯になりやすいという特徴を持っているため、隙間がない場合には気を付けましょう。

歯が隙間なく生え揃うことで歯と歯の間を歯磨きすることが難しくなってしまいます。そのため、口腔内の清潔を保つことができず虫歯になってしまいます。
虫歯が進行して抜歯をしてしまうと、乳歯の位置関係も崩れて、永久歯の歯並びが悪くなってしまうため注意が必要です。

隙間がないことで起こる永久歯の歯並び

隙間がないことで起こる永久歯の歯並び

乳歯に隙間がないと永久歯にも影響を与える可能性があります。
矯正治療は顎の成長段階である子どものうちの方が効果的な場合が多く、治療をするなら早めのほうがおすすめです。
ここで紹介する隙間がないことで起こる永久歯の歯並びについて、参考にして我が子が大人になっても、歯並びで苦労しないように心掛けていきましょう。

叢生

叢生とは歯が顎に入りきらずに重なってしまい、歯がデコボコの状態になっていることをいい、他にも「乱ぐい歯」とも呼ばれています。
叢生は顎が小さいことが原因で起こる症状で、顎が小さい人は永久歯が生えるスペースがないため、永久歯が歯列からはみ出してデコボコの歯並びになってしまいます。

これは、近年の食生活で柔らかい食事が増えたことで、顎が十分に発達しない現代人が増えているからです。
叢生の最大のデメリットは虫歯や歯周病になりやすいことです。これによりデコボコの歯並びにより歯磨きが難しくなります。

出っ歯

乳歯の歯と歯の間に隙間がない場合に出っ歯にもなってしまう可能性があります。出っ歯とは上顎前突症と呼ばれており、不正咬合の一種です。
出っ歯は虫歯や歯周病になりやすいほか、咀嚼力が弱くなったり全身のバランスが悪くなったりしてしまう可能性があります。

出っ歯は上下の顎のバランスが悪かったり、噛み合わせの悪さが原因でなりやすく乳歯の隙間がない場合でもなってしまいます。

反対咬合

反対咬合とは、下の前歯が上の前歯より前にでてしまっている状態です。この状態になると、噛み合わせも悪くなり滑舌に影響が出ることもあります。
さらに、上下の歯の接触状況も悪くなるため、前歯や奥歯に負担が掛かりやすく歯の寿命を縮めることにつながります。

この症状は上下の顎のズレが原因となり、乳歯の隙間がないときに、生え変わりの際に噛み合わせが悪くなり、結果的に反対咬合になってしまうため注意が必要です。

歯の生え変わり期に気をつけるべきこと

歯の生え変わり期に気をつけるべきこと

乳歯が抜けて永久歯に変わる時期のことを歯の生え変わり期と呼びます。生え変わる時期は歯並びも気になってくることが多いです。
生え変わり期に注意をすることで、永久歯が整った際には口元を清潔にみせることができます。
ここでは、生え変わり期に気を付けるべきことについて紹介をしていきます。参考にして、お口の健康維持を心掛けましょう。

虫歯

生え変わり期は乳歯と永久歯が混同している状態になります。そのため、どちらに対してもケアをしていかなければなりません。
例えば乳歯であれば、役目を終えて抜けるのを待っている状態のため、虫歯になっても問題ないと思われがちです。

しかし、乳歯が虫歯になると後から生えてくる永久歯の歯並びに影響を及ぼしてしまいます。さらに、永久歯の虫歯のリスクが高まります。
これは乳歯が虫歯になることにより、歯根の先まで炎症が広がり、生えてくる前の永久歯に影響を与えてしまうからです。

次に永久歯ですが、乳歯と比べて大きいため、歯列に段差が生まれてしまいます。これにより、歯磨きが難しくなり永久歯に汚れが残りやすくなるため注意が必要です。
さらに、生えたばかりの永久歯はエナメル質も弱く虫歯になりやすい状態になります。生え変わりの時期は歯のケアが重要になります。

口腔習癖

口腔習癖

指しゃぶりなどを長期間行うと、歯並びが悪くなってしまい出っ歯や開咬になる可能性があります
ほかにも、舌を突き出したり歯を前方に押しやったりすることで歯並びが悪くなってしまうため、注意が必要です。

生え変わり期は歯列も安定していないため、悪癖をそのままにしておくと噛み合わせに悪影響を及ぼしてしまいます。
乳歯が抜けてしまうからとケアを疎かにしてしまうと、永久歯の歯並びも悪くなってしまい、矯正治療が必要になってしまいます。
日頃から、注意をすることで悪癖を治していきましょう。

生え変わり期のずれ

正しい歯並びになるためには適切な時期に歯が抜けたり生えたりしなければいけません。この時期がずれると、歯並びにもずれが生じやすくなります
このずれは虫歯などで乳歯が抜ける時期がずれることにより起きるため、注意が必要です。例えば、虫歯により歯が半年早く抜けたとします。

この場合、本来の生え変わる順番と異なってしまうため、生え変わり全体が乱れることになり、歯並びに悪影響を及ぼしてしまいます。
また、虫歯によって歯が早期に抜け落ちることで、逆に生え変わり時期が遅くなるということもあるため、虫歯を見つけた際には早期に対処することが重要です。

生え変わり期に歯並びが気になったら

生え変わり期に歯並びが気になったら

歯列矯正は1期治療の早いうちの方が顎の成長に応じて適切な治療をすることができるため、早めの治療が一般的です。
実際には早期治療が必要な場合とそうでない場合があります。そのため、生え変わり時期でも歯並びが気なったら矯正治療を進めていきます。

しかし、患者自身には最適な治療のタイミングを判断することは難しいため、定期検診をして歯科医に相談をしておきましょう。

乳歯の隙間や歯並びの不安は歯科医に相談しよう

乳歯の隙間や歯並びの不安は歯科医に相談しよう

乳歯の隙間や歯並びについて患者自身が判断をすることは非常に難しいですが、お子様の将来にも影響することのため、親としては慎重に進めていかなければなりません。
しかし、歯並び・噛み合わせの状況から最も適切な時期や治療法を判断するには、専門家の意見を聞いて進めることが一番です

早めに歯科医に相談をして、今後について方針を決めていく必要があります。
下記リンクでは矯正相談を受け付けています。お子様の乳歯の隙間や歯並びについて不安がある場合には相談をしてみるのもいいかもしれません。
是非、ご活用してお子様の歯並びを整えるきっかけにしてください。

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まとめ

まとめ

今回紹介したとおり、乳歯の隙間は永久歯の歯並びにとって、重要なことが分かりました。お子様に歯並びがあっても極端に広くなければ問題はありません。
しかし、お子様の顎の成長とともに歯並びも変わっていくため、定期検診して経過を見ていく必要があります
お子様の将来の歯並びのためにも、早めに歯科医に相談をして治療が必要か判断をしていくことが重要です。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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