キレイライン矯正ができない人の特徴を解説|キレイライン以外の治療方法やよくある質問もご紹介します

【監修:青山健一】

キレイライン矯正ができない人の特徴を解説|キレイライン以外の治療方法やよくある質問もご紹介します

歯並びでお悩みの方でまず思いつくのが歯科矯正ですが、高額なイメージがあるためなかなか診察や治療に踏み込めない方がたくさんいらっしゃいます。

しかし一般的な矯正よりも、リーズナブルで痛みの感じにくい歯科矯正があるのはご存じでしょうか。それはキレイライン矯正といってマウスピース矯正の手法の1つです。

今回はキレイライン矯正についての解説を含め、キレイライン矯正のできない人の特徴もお話します。ぜひ矯正の際の参考にしてください。

キレイライン矯正の概要

キレイライン矯正の概要

キレイライン矯正とはマウスピース矯正の1つで、上下前歯12本を少しずつキレイに整えていきます。比較的軽度な歯並びの方が対象です。

ぱっと見た感じの歯並びの印象を変えたい方がキレイライン矯正を選ぶ人が多く、奥歯まで治療をしたい方はインビザラインが適しています。

まず患者様のお口に合わせた型取りをし、微調整していき患者様に合わせたマウスピースを作るのがキレイライン・インビザラインのどちらにも共通した点です。

一定期間を過ぎると新しく作ったマウスピースに交換します。歯科医が治療方針を決めて最後まで治療を行うのが一般的な歯科矯正治療です。

一方、キレイラインは患者様ご自身で治療期間を決められます。もし途中で治療に満足いただけたのなら途中で治療を終了できることがメリットです。

キレイラインができない人の特徴

キレイラインができない人の特徴

リーズナブルな価格で人気があるキレイライン矯正ですが、全ての人に適用できるわけではありません。
もしキレイライン矯正ができない歯並びであったとしても他にも矯正方法はあります。

あなたに合った矯正方法が見つかるよう、さまざまな矯正方法も後で説明しています。まずはキレイラインができない人の特徴をご覧ください。

抜歯が必要

抜歯が必要

抜歯は痛い・怖いイメージが強く、できるだけ抜歯をせず矯正をしたいですよね。実はキレイライン矯正は前歯上下12本を対象の軽度な歯並びの治療であり抜歯をせずに済みます。
キレイライン矯正を始める前に親知らずを抜くこともありますが、基本的には治療中や治療後は抜歯することはありません。

抜歯が必要な例は、歯がガタガタに並んでいたり、親知らずが原因の症例です。どちらの症状も正常に並ぶスペースを確保するための方法に使われます。

骨格にトラブルがある

キレイライン矯正は軽度な歯並びは治せますが、骨格が原因となる外科的な手術をしなければならない歯並びは治療するのが難しいです。

例えば出っ歯の症例で前歯だけが出ているとご自身で思っていても検査すると、上顎が出ているなど何らかのトラブルが起きていることが分かります。
その場合は口腔外科を受診することがおすすめです。診察では患者様に合った治療方法をお伝えしていきます。

出っ歯の開きが大きい

前述したように、キレイラインは軽度の歯並びの歯科矯正方法です。出っ歯の開きが大きいと抜歯をする可能性が高いといえます。
キレイラインは抜歯適用ではないため、マウスピース矯正を希望されるのなら抜歯適用であるインビザライン矯正が有効的です。
アライナーと呼ばれるマウスピースとワイヤー矯正を併用し歯並びを整えていく場合もあります。

噛み合わせの改善が必要

前歯上下12本をキレイに整えることを主とするキレイライン矯正は噛み合わせを含め、完璧さを求める治療ではありません。
なぜなら噛み合わせを改善することはお口全体のバランスを安定させるものであり、奥歯を含めない前歯12本のみの矯正では難しいからです。

そして噛み合わせの改善は長期間かけて行うものであり、短期間で治療を患者様自身でやめることができるキレイライン矯正では不向きです。
もし、お口全体の矯正をお考えなら、他にも噛み合わせをよくできるさまざまな矯正方法があります。

下記のリンクでは矯正について無料相談を受け付けています。お気軽にご相談ください。

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キレイライン矯正ができるケース

キレイライン矯正ができるケース

ここまでキレイライン矯正のできない人の特徴についてお話してきました。では反対にキレイライン矯正できる人について解説していきます。

キレイライン矯正は歯並びの程度が軽度のものです。症例にもよりますがガタガタの歯・出っ歯・受け口・すきっ歯の方に適しています。

適応年齢は歯根が完成する時期である10代半ばです。子どもでもキレイライン矯正を行っている歯科医院もあり、早期に治療をお考えの方はお早めに相談してください。

キレイライン矯正ができない人の選択肢

キレイライン矯正ができない人の選択肢

キレイライン矯正はマウスピースの取り外しができ、お口の中を清潔に保てるうえ短期間でお求めやすい価格が魅力的です。
ここまで読まれてご自身が「キレイライン矯正ができないかも...」とがっかりされる方もいらっしゃるかもしれません。

本来、矯正治療は短期間・安価で終わらせることだけではなく、ご自身に合った矯正方法を歯科医と一緒に見つけていくのが目的です。

下記ではキレイライン矯正ができない人の選択肢をご紹介します。歯並びをキレイに治して歯を1本でも多く将来のために残していきましょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

歯列矯正の中でもよく知られているワイヤー矯正です。ワイヤー矯正は歯の表面にブラケットという金属のワイヤー装置をつけていきます。

メリットは、マウスピース矯正とは違い取り外しする手間が省けることです。一方、デメリットは歯の表面のワイヤーが目立ちます。
口元がワイヤーで目立つのが気になり心配の方は、歯の裏側にワイヤーを装着する裏側矯正をご検討してみてください。

セラミック矯正

虫歯などの被せ物に使うセラミックを歯に被せていくのがセラミック矯正です。元々あるご自身の歯を削って治療していくため、治療をためらう方もいらっしゃいます。
しかしセラミック矯正のメリットは治療期間の短さです。このため、クイック矯正とも呼ばれています。

そして歯の根っこから動かすわけではないため2~3か月で治療が終わることもあり、ワイヤー矯正やマウスピース矯正の長期間の治療を考えると驚く方が多いです。

あくまで見た目をキレイにするための矯正方法であり、キレイライン矯正と同様で軽度の歯並びの状態の方におすすめです。
しかもセラミックの色を選べるため、ホワイトニングしなくても自分の理想の歯の色にできるのもセラミック矯正のメリットといえます。

インビザライン矯正

マウスピース矯正の1つであるインビザラインは、透明のマウスピースをはめて少しずつ歯を動かしていきます。
歯がどのように動かしていくかシミュレーションをして1度に何枚もマウスピースが作成できるため通院回数が少ないのが特徴です。

また、場合によっては抜歯して治療し、適用できない歯並びもあります。ご理解いただいてから一緒に治療をしていきましょう。

キレイライン矯正とインビザライン矯正の違い

キレイライン矯正とインビザライン矯正の違い

キレイライン矯正とインビザライン矯正はともにマウスピース矯正であり、アライナーという薄く透明なマウスピースを使用して矯正をしていきます。
そして同時にホワイトニングと併用して治療も可能です。

前述した通り、キレイライン矯正は軽度の歯並びの方を対象とした歯の見た目重視の治療法です。インビザライン矯正はどのような方に適しているのか下記で解説していきます。

インビザライン矯正の特徴

インビザライン矯正の特徴

まず、キレイライン矯正との大きな違いは治療適用範囲です。インビザライン矯正は抜歯をともなう治療をしたり噛み合わせを改善したりできます。

精密検査後に3Dを使い、段階的な歯並びや最終的な歯並びを患者様と一緒に確認していく安心できる治療方法です。そしてマウスピースをご自身で1~2週間で交換します。

治療費はお口全体のマウスピース矯正であるなら80~100万円ほどで、部分矯正の場合は30万円ほどです。そして定期受診の際に調整料が0~5,000円ほどかかります。

マウスピース矯正はきっちりと装着時間・期間を守っていただけるとその分早く治療が終わり負担が少なくなります。
インビザライン矯正はほとんどの歯並びに対応しているため、歯並びのがたつきなどがひどく治療を断念している方でも安心して治療を受けられます。

治療期間は1~3年ほどで時間はかかりますが、マウスピース矯正は見た目が目立ちません。長い期間装着したとしても気にせず今まで通りお過ごしいただけます。

対象とする歯

インビザラインの対象とする歯は奥歯も含め全部の歯が対象となります。噛み合わせそのものを改善するため、お口の中全体を治療するのです。

例えば、受け口・ガタガタ歯・出っ歯など難しい症例のものでも対応できます。もし、矯正を少しでもお考えの方は下記のリンクから無料相談してみましょう。

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キレイライン矯正の費用と治療期間の目安

キレイライン矯正の費用と治療期間の目安

キレイライン矯正は安価で治療期間が短いため、矯正をすることに抵抗がある人でも気軽に受けられます。
キレイライン矯正の費用と治療期間について下記で説明しますが、個人差がありあくまで目安と考えてください。

費用相場

医院にもよりますが、初回費用は22,000円(税込)が相場です。ホワイトニング1回分を同時治療もできる場合があり、初回費用の中に入っていることもあります。

初回費用とは別に初診料3,500円(税込)がかかるため、もし歯科医からの話を聞いてキレイライン矯正をやめようと思っても初診料が発生することが注意点です。(クリニックによっては、初診料がかからないところもありますので、来院前に確認の上ご相談してください)

キレイラインはその都度料金がかかり、2回目以降追加治療を続けたい場合は、再診療をプラスして1回55,000円(税込)になり少し料金が上がります。

一般的な相場でいうと20~40万円ほどで通常のワイヤー矯正やインビザライン矯正と比べると、とてもお安く治療することが可能です。

しかし、歯並びによってワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用したり、歯列を広げる拡大床を使用したりお口の状態によって治療法も異なり料金も変わってきます。

どこまで治療したいかや、患者様の理想の歯並びなどを事前に相談していただけると費用の相場が分かり安心です。一度お話をするだけでも来院をお願いします。

治療期間

キレイライン矯正は通常6か月~1年の治療期間が必要で、これ以外に歯並びの後戻りを防ぐための保定期間は2~3年必要です。

あくまで目安であり、患者様の追加治療の希望があったり、歯列を拡大させて歯並びを整える拡大床という装置を使ったりする場合はもう少し治療期間が延びると考えましょう。

例えば、結婚式や就職面接までに歯並びを治したいなど、ゴールまでどれくらいの期間を要するかを歯科医とご相談ください。

歯列矯正の悩みや疑問は歯科医に相談しよう

歯列矯正の悩みや疑問は歯科医に相談しよう

通院回数や費用が他の矯正より少ない分、診察で歯科医と会う機会が少なくなります。だからこそ、些細なことでもコミュニケーションがとれる歯科医を受診しましょう。

マウスピース矯正は自己管理が重要なカギとなる治療方法です。万一、マウスピースがはまらなくなった・壊れたなどのトラブルがあった際は、まず医院に電話を入れましょう。

毎日つけていたマウスピースが1日でもつけなくなると、歯が後戻りしてしまう可能性があります。歯科医が早めに対応をします。安心して受診してください。

まとめ

まとめ

ここまででキレイライン矯正は適用できる方もいれば、そうでない方もいることが分かりました。キレイライン矯正は通院回数も少なく、期間も短いため気軽に治療に臨めます。

短い期間だからこそ、装着時間をしっかり守りマウスピースを清潔に保つなど歯科医の指示を守りましょう。これが矯正期間のゴールへの近道になります。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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