キレイライン矯正と噛み合わせの関係を歯科医が解説|噛み合わせ悪化を軽減するキレイライン矯正の考え方を紹介します

【監修:青山健一】

キレイライン矯正と噛み合わせの関係を歯科医が解説|噛み合わせ悪化を軽減するキレイライン矯正の考え方を紹介します

歯の噛み合わせが悪いと、毎日食事をするたびに違和感を覚えます。キレイライン矯正で歯並びが悪くなると耳にして下記の不安を感じる人も沢山います。
「キレイライン矯正で噛み合わせは悪くなる?」「噛み合わせは悪くてもキレイライン矯正できる?」
そこで今回の記事では、キレイラインと噛み合わせの関係を解説していきます。

キレイラインで噛み合わせが悪くなることがある?

キレイラインで噛み合わせが悪くなることがある?

マウスピース矯正のキレイラインは、歯並びをきれいにするために行いますが、矯正を行って噛み合わせが悪くなっては困ります。
しかし、キレイライン矯正中に噛み合わせが悪くなったと感じる人もいるかもしれません。
その理由は、キレイライン矯正が部分矯正であるためです。

キレイラインは、目立ちやすい前歯の上下12本を動かす部分矯正で、奥歯を動かすことはありません。
このことから、もともと奥歯の噛み合わせが良好な人に向く矯正だといえます。
次からは、キレイラインに限らず、歯科矯正中に噛み合わせが悪くなる理由について解説していきます。

矯正治療中に噛み合わせが悪くなる理由

矯正治療中に噛み合わせが悪くなる理由

矯正歯科治療(歯列矯正)は、歯の位置を動かし、歯並びや噛み合わせが悪いことで起こるトラブルを解決するために行われる歯科治療です。
出っ歯や空きっ歯など悪い歯並びをきれいにすることで歯並びがよくなると、コンプレックスがなくなり、自分の笑顔に自信が持てるようになります。

歯並びが良好になることで、歯を支える歯周組織が健全な状態になり、虫歯や歯周病になりにくくなるかもしれません。
ここからは、矯正治療中に噛み合わせが悪くなる4つの理由について詳しく解説していきましょう。

歯を動かしている途中

歯を動かしている途中

歯科矯正中は、歯を動かしている途中であるため、動かしている途中の歯と歯が当たり、深く噛めなくなることがあります。
もともと歯が生えていた位置から矯正器具を用いて動かしていくため、多くは矯正中だけに起こる一時的な症状です。

歯を動かしている途中で起こる噛み合わせの不具合は、キレイライン矯正だけでなく、ワイヤー矯正や他のマウスピース矯正にも起こります。

歯が他の歯に当たる

キレイラインは部分矯正であるため、動かしている途中の歯が他の歯に当たると噛み合わせが悪くなります。
動かしている歯が、矯正を行っていない他の歯に当たることが原因です。

奥歯の圧下

特に噛みしめが強い人に起こりやすく、歯ぎしりによっても起こるのが奥歯の圧下です。
マウスピース矯正は、常にマウスピースが歯を覆っているため、噛んだときに歯茎の方向に力が加わりやすくなります。
マウスピースの厚み分、歯が歯茎方向へ沈み込みやすいのが特徴です。治療終了時に奥歯がしっかりと噛まないことで起こります。

奥歯の圧下は、マウスピース矯正で起こりやすい症状です。
改善するには、マウスピースの厚みを薄くする、マウスピースの奥歯部分を一時的に切り落とすといった調整が必要になります。

歯の上下のバランスのズレ

噛み合わせの癖がある人は、キレイラインの治療中に歯の上下のバランスが崩れて噛み合わせが悪くなることがあります。
また、キレイライン矯正中に、追加治療として医師の判断のもと、拡大床(拡大装置)を併用するケースも少なくありません。
拡大床による歯の動き方には個人差があり、歯が外側に倒れ込んでしまうケースでは深く噛めなくなります。

噛み合わせ悪化を軽減するキレイラインの考え方

噛み合わせ悪化を軽減するキレイラインの考え方

キレイライン矯正は、噛み合わせが悪くならないように考えられています。
しかしキレイラインの主な目的は前の歯の12本の並びを整えることで、噛み合わせを治すための矯正法ではありません。
噛み合わせよりも、見た目を重視した矯正法です。そのため、もともとの奥歯の噛み合わせを積極的に改善する治療法ではありません。

もとから噛み合わせに問題がないケースや、見た目だけを改善したい場合にはキレイライン矯正でも対応可能です。
キレイライン矯正では、健康な歯を抜く・削ることは行いません。どうしても必要な場合にのみ行います。

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噛み合わせが悪くてもキレイライン矯正可能?

噛み合わせが悪くてもキレイライン矯正可能?

キレイライン矯正は、ガタガタした歯並びや八重歯・出っ歯手・受け口・すきっ歯・前歯が閉じない・前歯中心のズレ・噛み合わせが深いなどの症状に対応しています。
しかし、症状が強い場合はキレイライン矯正の適応外となる場合もあるので注意が必要です。実際に行えるかどうかは、歯科医に相談してみましょう。

回数を重ねれば噛み合わせも改善

キレイライン矯正で噛み合わせを改善するには、回数を重ねることが大切です。キレイライン矯正では、治療を1回・2回と回数で表します。
現状の歯並びの状態や、目指す歯並びによって回数が変わり、治療回数も選べます。回数を重ねるにつれて治療期間が長くなり、歯を動かす期間も長期化するかもしれません。

キレイライン矯正とワイヤー矯正を併用

もともとの噛み合わせが悪く、奥歯を動かす治療をすすめるケースではキレイライン矯正とワイヤー矯正の併用をおすすめします。
ワイヤー矯正は歯に直接力を加えられるため、治療期間は短くできるという点がメリットです。

また、マウスピース矯正は、歯の高さを調節する、抜歯後に出っ歯を引っ込めるといったことが苦手です。
ここで、ワイヤー矯正を行うと、さらに歯並びを整えることができ、審美性が上がります。
ケースバイケースでキレイライン矯正とワイヤー矯正のどちらかを選ぶ、もしくは併用していくことを検討しましょう。

キレイライン矯正で使用するマウスピースの特徴

キレイライン矯正で使用するマウスピースの特徴

キレイライン矯正で使用するのは、透明のマウスピースです。矯正していることが見た目にも分かりにくく、近くでじっくり見ないと分からないといわれます。
食事の際には取り外して洗えるため、清潔に使えることが一番の特徴です。しかし、取り外し可能であるためにマウスピースの着脱管理もご自身に委ねられます。

1日に20時間以上のマウスピース装着が必要になるため、ご自身で習慣づけて継続していかなければ効果は出にくいと考えましょう。
また、キレイラインのマウスピースは、歯科医師の指示のもと、マウスピース作成経験が豊富な歯科技工士により作られます。

その際は、歯根の形状や長さ、顎骨の密度なども参考にして形作っていくものです。
ここからは、キレイライン矯正で使用するマウスピースの特徴を詳しく解説していきます。

上下12本の前歯を動かす

キレイライン矯正では、目につきやすい上下6本ずつの前歯、合計12本を動かすマウスピースを使用します。
特に前歯の並びの見た目を重視する方が、キレイラインを選択するケースが多いです。

ソフトとハードを交互に使う

キレイライン矯正で使うマウスピースは、ソフトタイプとハードタイプの2種類の歯型です。
ソフトタイプで歯を動かす準備期間を過ごし、ハードタイプで歯を動かしていきます。
ソフトのマウスピースを3週間使い、その後ハードのマウスピースを3週間という進み方です。この6週間を1回と数えて治療していきます。

硬さの違うマウスピースを交互に使うことで矯正力をコントロールし、痛みを軽減させることが目的です。
また、キレイライン矯正と併用されることの多い拡大床は、ハードのマウスピースを使用している期間に併用します。

歯並びと噛み合わせを治したいときの選択肢

歯並びと噛み合わせを治したいときの選択肢

歯並びと噛み合わせを直したいときには、キレイライン矯正ではなくワイヤー矯正インビザライン矯正をおすすめします。
理由は、ワイヤー矯正とインビザライン矯正は治療の幅が広く、抜歯や大きく歯を動かす治療に向く矯正法であるためです。
ここからは、2つの治療法について詳しく説明していきます。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、抜歯を伴うような歯を大きく移動させる治療が向いています。どの方向にも歯を動かすことができ、噛み合わせを重点的に治療したい方に向く治療法です。
歴史の長い歯列矯正法で、豊富な治療実績があることから安心感を持つ方も沢山います。また、歯並びの症状に対する適応範囲が広いのも特徴の一つです。

ワイヤー矯正では、歯に持続的に力を加えていくため、マウスピースだけの矯正と比べて治療期間は短く済む傾向にあります。
しかし、ワイヤーが歯の色と違い目立ちやすいため、仕事の関係上避ける人も少なくありません。
そこで、最近では、セラミックやプラスチック製の透明なブラケットを用い、目立ちにくい矯正歯科治療も行われています。

インビザライン矯正

インビザライン矯正

歯並びと噛み合わせを治したいときには、インビザライン矯正を検討しましょう。インビザライン矯正も、キレイライン矯正と同様にマウスピース矯正です。
日常生活の中で、スポーツを行う、大切な会議があるなどで矯正装置を外したいときもあるかもしれません。そんなときに自分で取り外しができるマウスピース矯正は役立ちます。

また、食事のあとも取り外して、治療前と同じように歯磨きができるのも特徴の一つです。装置に邪魔されることなく歯を磨けるため、虫歯や歯周病のリスクも少ないといわれます。
インビザライン矯正は、見た目だけでなく奥歯の噛み合わせまで重視する点がキレイラインと異なります。

そのため、治療範囲はキレイラインの前歯12本よりも広く、全ての歯を動かすものです。
対応できる歯並びは、八重歯・ガタガタの歯並び・出っ歯やすきっ歯・受け口などで、キレイライン矯正とほぼ同じです。

抜歯を伴い、奥歯も一緒に動かす必要がある症例で、なおかつ透明の目立たないマウスピースで矯正を行いたい人にはインビザライン矯正をおすすめします。

キレイライン矯正で悩んだら専門医に相談

キレイライン矯正で悩んだら専門医に相談

キレイライン矯正で悩んだら、専門家に相談してみませんか。歯科医なら、現状の歯並びをみて適切な治療法をアドバイスします。
インビザライン矯正やワイヤー矯正も検討している場合は、プロのアドバイスを参考にしながらご自身にあった治療法を決めましょう。

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まとめ

まとめ

キレイライン矯正中に噛み合わせが悪くなる原因はいくつか考えられます。
動かしている途中の歯が歯とぶつかる・奥歯の圧下・歯が他の歯にあたる・奥歯の圧下・歯の上下バランスがズレるといった原因が代表的です。

キレイライン矯正で使うマウスピースは、上下12本の前歯を動かすタイプで、ソフトとハードの2種類があります。
歯並びと噛み合わせを治したいときには、ワイヤー矯正やインビザライン矯正も選択肢の一つとして検討しましょう。
キレイライン矯正や他の矯正方法で悩んだら、専門家に相談しませんか。

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