歯並びと肩こりの関係を詳しく解説|歯列矯正の種類や肩こり改善のポイントもご紹介します

【監修:青山健一】

歯並びと肩こりの関係を詳しく解説|歯列矯正の種類や肩こり改善のポイントもご紹介します

歯並びは口腔内や口のまわりだけではなく、身体全体の不調に繋がる可能性があります。歯並びが原因で引き起こされるリスクの1つが肩こりです。
肩こりが慢性化していて困っている方は、歯並びの改善をすることで解消される可能性があります。

今回の記事は歯並びの問題と肩こりの関係についての解説です。歯並びが肩こりを引き起こす原因と肩こりの解消法の紹介も併せて記述させていただきました。
肩こりに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

歯並びと肩こりの関係

歯並びと肩こりの関係

肩こりは首から肩にかけての筋肉が緊張をし、血行が悪くなることで痛みや重さを感じるものです。筋肉疲労や血行不良などが要因になって起こります。
パソコンやスマホなどの使用による姿勢や目の疲れも肩こりを引き起こすため、現代病ともいわれ悩んでいる人も多いです。

姿勢・ストレス・冷え・運動不足なども肩こりの原因になりますが、歯並びの乱れが引き金になる可能性もあります。
歯並びが悪いと噛み合わせにも影響がでるため、これが肩こりに繋がる原因となるのです。

噛み合わせが肩こりを引き起こす理由

噛み合わせが肩こりを引き起こす理由

噛み合わせの問題は肩こりの原因の1つになります。噛み合わせがなぜ肩こりを引き起こすのか、理由をみていきましょう。

顎まわりの筋肉への影響

食べ物を咀嚼するときの力は、かなり大きいです。正しい噛み合わせができている場合は、上下の歯でバランスがとれているため無駄な力がかかることはありません。

しかし、歯並びに乱れがあることで噛み合わせにズレが生じていると食べ物を咀嚼する際に、正しく力を加えることが難しくなります。
咀嚼をするときは顎の筋肉を使いますが、噛み合わせが悪くなっていると顎への負担が大きくなってしまうのです。

顎にかかる負担が増えると、顎の筋肉をはじめ口の周りの筋肉が緊張をしてしまいます。顎の筋肉の緊張から筋肉疲労を起こしてしまうのです。

首や肩の筋肉と顎の筋肉は繋がっています。噛み合わせが原因で起こる顎の筋肉の緊張が首や肩に伝わって、肩こりを引き起こしてしまうのです。

顎と肩が近く影響しやすい

顎の筋肉と首や肩の筋肉はもともと繋がっていることは、さきほどお話しました。顎から首や肩は近い場所にあることも、影響をしているのです。

顎と肩の位置が近いことで、噛み合わせの影響が伝わりやすいといえます。顎の緊張と筋肉疲労が広がっていく際に、早い段階で影響がでる可能性が高いです。
歯並びの乱れが肩こりに大きく関わる可能性が高いのは、噛み合わせの問題が関わっているからといえます。

肩こり以外の症状

肩こり以外の症状

歯並びや噛み合わせの影響に関係するのは口の中や口まわり、首肩だけではありません。肩こり以外にも、身体にさまざまな不調を引き起こすことがあります。
歯並びや噛み合わせが原因で引き起こす可能性がある肩こり以外の症状をみていきましょう。

頭痛

顎から近い位置にあるのは首肩に加えて頭もあります。顎の筋肉に緊張が起こると付近の血流が悪くなるため、頭痛を引き起こすきっかけになるのです。

もともと歯痛や肩こりが頭痛に繋がることもあるため、歯並びや噛み合わせの状態が頭痛の原因になります。
肩こりに加えて頭痛を併発する方は、歯並びや噛み合わせが悪くないかチェックをしてみてください。

腰痛

腰痛

顎から近い肩や頭は噛み合わせの影響を受けやすいものです。しかし、顎から遠い場所にある腰にも噛み合わせの問題の影響が広がる可能性もあります。
噛み合わせのズレは身体全体の歪みに繋がる可能性が高く、姿勢が悪くなることや歩き方に癖がでることがあるのです。

姿勢や歩き方に癖がある方は、腰痛を起こしやすい状態といえます。噛み合わせの問題は遠い場所の腰にもよくない影響を及ぼすため注意が必要です。

顔の歪み

噛み合わせが悪いと、噛みやすい場所だけで噛む癖がついてしまいます。特定の歯に負担がかかる形になるため、顎の筋肉も偏った使い方になるのです。
悪い噛み合わせが原因で、咀嚼にも癖がでることで上下の顎の位置にズレが起こることがあります。

顎が大きくズレると、顔全体の歪みに繋がってしまうのです。また、顎の筋肉が不自然な動きをすることでも顔に歪みが生じることがあります。

消化不良

上下の歯がうまく噛み合っていないと、食事をする際に食べ物をうまく噛み砕くことができません。
うまく噛み砕くことができないと、ほぼ丸飲みの状態で食べ物を飲み込むことになります。大きい塊のまま食べ物が胃や腸に届くため、胃腸にも負担がかかるのです。

食事を丸飲みにすることが日常になってしまうと、胃腸への負担から消化不良を引き起こします。胃もたれや下痢など症状がでる可能性が高いです。
噛み合わせが、身体の内面にも影響を及ぼすケースもあります。歯並びの乱れや噛み合わせの以上は口の中だけの問題ではありません。

歯列矯正の種類

歯列矯正の種類

歯並びが原因で起こっている肩こりなら、歯並びや噛み合わせが正常に戻るように治療をすることで改善される可能性が高いです。
歯並びや噛み合わせを改善する方法として、歯列矯正が効果的といえます。歯列矯正の種類を紹介していきましょう。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付けて、そこにワイヤーを通してワイヤーの力で歯を動かす治療です。
歯を動かしたい方向に正しく力をかけることができます。昔からある治療方法のため、「歯の矯正」といわれてイメージするのがワイヤー矯正という方も多いです。

ワイヤー矯正は適応できる症例も多く、噛み合わせの改善もできます。
ただ、ワイヤー矯正は装置が目立ってしまうため敬遠される方も多いです。そのような方には透明なブラケットと白いワイヤーを使った目立ちにくい装置もあります。

また、歯の裏側に装置を取り付ける裏側矯正も選択できる可能性があるため矯正歯科で相談をしてみてください。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

患者さん自身で取り外しが可能な、マウスピースを歯に被せて歯列を整えます。マウスピースは、とても薄く透明です。
装置が目立ちにくく、矯正中だと気が付かれにくいため見た目を気にする必要がありません。マウスピース装着時の違和感も少ないです。

マウスピースは食事や歯磨きの際には外します。食事制限もありませんし歯や口腔内の清潔も保ちやすいのがメリットです。
ただし、患者さん自身で取り外しができる分マウスピース矯正は患者さん自身の自己管理が重要な治療になります。

歯並びの状態によっては、マウスピース矯正では対応できないケースがあるなどすべての症例に適応できる治療ではありません。
マウスピース矯正を希望する場合は、適応可能かを矯正歯科で正しく判断してもらうようにしましょう。

外科的矯正治療

噛み合わせのズレが大きく、上顎と下顎のバランスが著しく崩れている場合は歯列矯正だけでは十分な治療が難しいです。
歯列矯正では噛み合わせの改善が難しいと診断された場合は、顎の骨の手術と歯列矯正を併用した治療を検討することがあります。

顎の手術の前に歯列矯正で歯並びを整え、手術の後に最後歯列矯正で仕上げる形で治療が進むというのが基本の流れです。
診断の結果、顎変形症と診断された場合は保険適応の治療になります。

歯列矯正中に肩こりが起こることも

歯列矯正中に肩こりが起こることも

歯並びの乱れが肩こりに関わっているため歯列矯正で改善が望める可能性がありますが、歯列矯正中に肩こりが起こるケースも少なくありません。

矯正中に起こる肩こりの原因は、矯正で歯を動かすときの痛みです。もちろん、痛みがでない方も多いですが矯正時の痛みを感じる方もいます。

痛みがあると歯を食いしばるため口周りの筋肉を緊張させてしまうのです。この緊張が肩こりに繋がるため、一時的に肩こりがひどくなることがあります。

歯列矯正に関する不安は、下記の無料相談を活用してみてください。

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肩こり解消のためにできること

肩こり解消のためにできること

歯並びが原因で起こっている肩こりは歯列矯正で改善できる可能性もありますが、歯並びに影響を与えないように日々気をつけることで予防が可能です。
歯並びの悪化を防ぐために、自分でできる方法をみていきましょう。

正しい舌の位置を意識する

歯並びが悪くなる原因に舌の位置が間違っているケースがあります。舌で前歯を押している・舌が下のほうに落ちている状態は正しい位置ではありません。

舌が上顎の前歯の裏、歯茎のあたりに触れている状態が正しい位置です。舌の癖が抜けないと歯列矯正をしても、また歯並びが乱れてしまう可能性があります。
舌の位置が正しい位置にくるように、日ごろから意識してみてください。

片噛みに気をつける

食べ物を噛むときは、顎の関節に不要な負担をかけないために歯を左右均等に使うようにしましょう。
片側だけで物を噛む癖があると片方の顎だけに負担がかかってしまいます。片噛みは噛み合わせや顔の歪みにも繋がるため、注意が必要です。

顎の筋肉や骨のバランスを保つためにも、両方の歯で噛むように意識して下さい。片噛みの癖の改善には食事のとき以外での訓練が必要です。

片噛みの癖を改善するには、ガムやスルメなどを使ってみて下さい。食事の際に使っていない歯で、ガムやスルメを噛んで訓練をしてみましょう。

頬杖やうつぶせ寝を避ける

頬杖やうつぶせ寝を避ける

寝ている時間は長時間になります。だからこそ、寝ているときの体制は重要です。
とくにうつ伏せ寝は顎周りへの負担が大きい体制になります。うつぶせ寝が癖になっている方は、枕を変えてみるなど対策をしてみてください。
自分に合った枕を使うことで、肩こりの改善にも繋がるためおすすめです。

また、頬杖も顎の関節に負担がかかる癖になります。頬杖の癖がある方は意識して改善をしてください。
顎への負担は顎関節症の原因にもなるため、注意をしましょう。

歯並びによる肩こりの悩みは信頼できる歯科に相談

歯並びによる肩こりの悩みは信頼できる歯科に相談

歯並びが原因で肩こりを起こしている場合は、肩こりだけではなく腰や胃腸にも不調が起こる可能性があります。
普段から肩こりが慢性化している方は、噛み合わせのチェックしてみるとよいです。歯並びや噛み合わせに問題がある場合は、歯列矯正をおすすめします。

まずは、信頼できる歯科医に相談をして歯並びと噛み合わせを診てもらってください。矯正歯科では無料相談を実施しているクリニックも多いです。

下記のリンクから無料相談の予約ができるため、ぜひ活用してみてください。

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まとめ

まとめ

歯並びが肩こりの原因になるのは、噛み合わせの問題による顎の筋肉の緊張があります。肩と顎は繋がっていて近い場所にあるため、影響を受けやすいのです。

歯並びは口まわりだけではなく、身体のさまざまなところに影響を及ぼします。歯並びや噛み合わせが気になる方は、歯列矯正を検討してみてください。
歯並びが整うことで、肩こりを含めて身体の不調が軽くなる可能性があります。まずは、信頼できる歯科医に相談をしてみてください。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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