矯正中に器具が外れた時の対処法を歯科医が解説|外れる原因や予防法も紹介します

【監修:青山健一】

矯正中に器具が外れた時の対処法を歯科医が解説|外れる原因や予防法も紹介します

矯正装置が外れるという話を聞いたことがあるという人は少なくないかもしれません。治療中に装置が外れるとどういった影響があるのでしょうか。
また、外れやすい人には原因や特徴があるのでしょうか。今回は矯正装置が外れた時の対処法や原因・特徴・予防法について解説していきます。

矯正治療中に装置が外れたら?

矯正治療中に装置が外れたら?

歯列矯正は矯正装置を装着して力を加えながら歯を動かして理想の歯並びへと近づけていく治療法です。
矯正装置を装着している期間は個人差がありますが数か月から3年ほどの期間のため、いずれは外れることが前提に装着をされています。

また、装着のときにあまり力を入れすぎてしまうと痛みの原因となるため調整が難しく、装着した最初のころは外れてしまうといったことが起きやすくなってしまいます。
矯正治療中に装置が外れたとしてもすぐにかかりつけの歯科医院に見てもらうことができれば一番ですが、すぐに見てもらうことが難しい場合は、痛みなどが無い場合は予約が取れるまでそのままでも大丈夫です。

万が一外れても放置せずに早めに歯科医に相談することが理想ですが、遠方の方などは、痛みがなければ、そこまで緊急性があるわけでは無いでしょう。

矯正中の器具が外れた場合の対処法

矯正中の器具が外れた場合の対処法

前述でも紹介しているとおり、矯正装置が外れてしまったら自己判断をせずに歯科医院に相談をするようにしてください。
しかし、診察を受けるまでにどうしても時間が空いてしまうこともあるかと思います。そこで矯正装置が外れてしまったときに自分でもできる対処法について紹介してきます。

矯正装置の種類や歯・口の使い方によっても様々ですが固いものを食べたり歯を食いしばったりしたときなどに違和感があれば早めに確認をし、応急処置をして歯科医院に向かいましょう。

ブラケット

ブラケットは矯正装置の中で最も外れやすいといわれている矯正装置です。その理由として、ブラケットを固定するときに使用される接着剤は歯のエナメル質に接着する成分でできています。
銀歯やフッ素が塗ってある歯など治療を行った歯に取り付けを行う場合、接着剤の効きが悪く外れる原因となることが多いようです。

ほかにも唾液の分泌が多い人や噛み合わせが深い人など体質によっても外れる原因となります。
もし、ブラケットが外れてしまった場合は診察の時に歯医者さんが応急用のワックスをだしてくれるためそれを使用してブラケットをワイヤーに固定をしましょう。
ワイヤーが奥歯で外れてしまったり完全に外れてしまうなど自分で固定することが難しい場合は無理に固定せずに清潔な状態で保管をしてすぐに歯医者さんで直してもらいましょう。

ワイヤー

ブラケットからワイヤーが外れてしまうことがありますが緊急性が高いケースはほとんどないため、元の場所に差し込めたり応急処置ができたり問題がない場合は次の通院時に相談をすれば問題ありません。
対処法としては飛び出したワイヤーはそのまま放置しておくと口内を傷つけてしまう可能性があるため、ワックスで固定をするか飛び出た部分を切断をします。

この時に切断したワイヤーが口の中に飛んでしまうことがあるため、切り離すときはしっかりとおさえて慎重に切断をして飲み込まないように中止してください。
ただし、ワイヤーが外れてしまって直せなかったり口の奥で作業が難しい時はそのまま放置していると歯が元の位置に戻ってしまうため歯科医院に連絡をして早めに付け直してもらいましょう。

バンド

バンドとは奥歯に着ける輪っか状の矯正装置のことで通常の矯正装置だけでは外れやすい場合に使用されることがあります。
このバンドは奥歯で固定をする都合上、日常的に強い負荷が掛かるため外れたり壊れたりしてしまいます。

バンドが動いていたり浮き上がっていたりする感覚がある時はバンドが抜けて外れている可能性があるため、すぐに歯科医師に相談をしてください。
これを放置してしまうと矯正の効果が得られないだけでなく虫歯の原因となりかねません。バンドが外れている場合は自分で対処せずに歯医者にすぐに見てもらうことが一番確実です。

矯正中に外れる原因や外れやすい人の特徴

矯正中に外れる原因や外れやすい人の特徴

前述でも紹介しているとおり、矯正装置は最終的に外れるように取り付けられているため外れやすい人はよく外れているようです。
ワイヤーが口内に刺さったり外れて邪魔だったりするためそのまま放置というわけにはいきませんが外れる度に歯科医院に通院するのも面倒です。

同じことを繰り返すうちに矯正装置が外れたまま放置してしまいますと治療が進まずにいつまで経っても矯正治療を完了することができません。
それではどういった人が外れやすいのでしょうか。外れやすい人の特徴や原因、予防法を紹介していきます。
是非、参考にし矯正装置と上手に付き合って歯列矯正治療を進めていきましょう。

原因と予防法

原因と予防法

矯正装置が外れやすい人には3つの特徴があることがわかっています。これから紹介することが該当する人は意識的に気を付けるだけで外れる回数を減らせるため是非とも参考にしてください。
まず、外れる原因の最も多い理由として強く咬んでしまったということが挙げられます。人の咬む力は最大で100㎏といわれておりこれが矯正装置に加わることで矯正装置を外す力になってしまいます。

次に歯に接着面積が少ない時に装置が外れやすくなってしまうようです。
特に子供に起きやすいのですがこれは大人の女性でも起きる可能性があり歯の面積が小さいことにより上手く装置を接着できずに外れてしまいます。

最後に歯の状態が悪いことです。
接着剤はエナメル質のところに接着する仕様となっているため、歯磨きが悪かったり銀歯やフッ素を塗ってある歯の場合に上手く接着することができず外れてしまうことがあるようです。

装置が外れる原因はほとんどこの3つとなるため、外れやすいひとはこれらの点に該当がないか今一度自分の生活を振り替えてみましょう。
もし該当しているようであれば意識的に注意をして生活するだけで外れる回数を減らせます。

外れやすい人の特徴

装置が外れる人の特徴は先ほど紹介した原因に該当する人となります。例えば、力仕事が多い人は歯を食いしばる機会が多くなり矯正装置に力が加わって外れやすくなります。
ほかにもせっかちな性格で歯磨きを手早く行ってしまい磨き残しが多い人や固い食べ物が好きな人などは装置が外れやすい人が多いようです。

矯正中にありがちなトラブル

矯正中にありがちなトラブル

矯正中にありがちなトラブルは装置に関することがほとんどです。
基本的に外れた程度であればワックスなどでも対応可能ですが放置してしまうと虫歯や治療に悪影響を及ぼすため早めに医師に相談が必要です。
ここでは治療中によくあるトラブルについて紹介していきます。

マルチブラケット法

マルチブラケット法でありがちなトラブルは「ワイヤーが外れる(折れる)」「ワイヤーが抜ける」などがあります。
前述で紹介したように対処して対処が難しい場合は早めに歯科医師に相談をしましょう。

マウスピース法

マウスピース法

マウスピース法ではマウスピースが壊れてしまったり無くなってしまったりすることがあります。特に口の中で壊れてしまうような場合はマウスピースの破片を飲み込まないように注意が必要です。
マウスピースは壊れたまま使用しても効果を得ることができず素人では直すことができないため、なにかトラブルが起きたときは早めに歯科医院に相談して対処してもらいましょう。

保定装置

保定装置とは矯正治療が終了した後に歯が戻ろうとすることを防ぐために取り付ける装置のことを呼びます。
これもマウスピースとワイヤータイプの2種類がありますが保定装置が外れた時も矯正時と同じ対応で大丈夫です。
ワイヤーであればワックスで応急処置をして、マウスピースはすぐに医師に伝えて対応をしましょう。

その他よくある質問

装置に関すること以外ですと痛みに関する質問が多いようです。
特に痛みに関しては思わぬところに原因があることがあるため、些細なことでも早めに医師に相談をして解決をしていきましょう。

その他困った時のアドバイス

その他困った時のアドバイス

矯正中は装置を口に入れているため、歯磨きが上手くできず不潔になりやすくなってしまいます。
特に口内炎や装置の着色などは起きやすい環境になってしまうため、実際になってしまったときに注意をしておきたいことについて紹介していきます。

口内炎

口内炎ができてしまうと痛みを伴うため非常に辛いと思います。
できてしまった場合は、医師に相談をしたほうがいいですが口内炎に効く軟膏やパッチを着けることで簡単に対処することが可能です。
ほかにもレーザー照射で対応するという方法もありますがこれは簡単にはできません。口内炎の程度にもよるため歯医者と相談をして適切な対応をしていくことが大切です。

装置の着色

矯正装置のワイヤーを固定する際にゴムを使用します。ワイヤーやブラケット自体は着色しにくい素材ですがゴムは着色汚れがついてしまうため見た目が非常に悪くなってしまうことがあります。
毎日の歯磨きである程度落とすことができますがあまり念入りにすると外れてしまうということが起きてしまうため加減が難しいところです。
ほかにも歯医者でクリーニングをしてもらうことも可能ですが日々の食事や喫煙を気を付けていくことが大切です。

治療の影響

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矯正器具が外れることによる治療への影響はもちろんあります
矯正装置が外れても日常生活に影響がないため、どうしても後回しにされがちですが外れたまま放置してしまうとせっかく順調だった治療が後戻りしてしまう可能性があるからです。
手間ですが矯正装置が外れた場合は必ず歯科医院に相談をして対応をしましょう。

矯正装置が外れることで悩んだら専門の歯科医に相談

矯正装置が外れることで悩んだら専門の歯科医に相談

矯正装置が何度も外れてしまう度に歯科医院に連絡をして対応することは非常にストレスが溜まると思います。
矯正装置が外れやすいのは治療を始めた最初の頃が多いため、我慢をすることも大事ですが専門の歯科医に相談することで解決をすることがあります。
特に歯列矯正は長期にわたる治療になるため、一人で抱え込まず医師に相談をして一緒になって歯列矯正を進めていくことが大切です。

まとめ

まとめ

今回紹介したとおり、矯正装置が外れる人には原因があることがわかりました。
体質や性格的な部分もあるため、完全に治すことは難しいかもしれませんが注意することで外れにくくすることは可能のようです。
また、外れてしまっても適切な対処をして速やかに歯科医院に相談することで歯列矯正を円滑に進めていくように心がけましょう。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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