欠損歯がある場合の矯正治療の特徴を解説|欠損歯の治療方法もご紹介します

【監修:青山健一】

欠損歯がある場合の矯正治療の特徴を解説|欠損歯の治療方法もご紹介します

歯列矯正に訪れる人の中には欠損歯がある人がいます。欠損歯は名前の通り「歯がない」ということです。
欠損歯には先天的なものと後天的なものがありますが、どちらにしても放っておくことは後々リスクを抱える可能性が高くなります。

欠損歯の治療はいくつか方法があり、患者さんそれぞれに合った方法で治療をする必要があるのです。
今回は欠損歯の治療と歯列矯正について、放っておくことのリスクのことも併せて解説をしていきます。

欠損歯の症状

欠損歯の症状

人の口の中には上下合わせて28本の永久歯が生えています。(親知らずを除いて)
欠損歯とは本来生えるべき場所に歯がない状態で、普通より本数が少ない状態です。理由には先天的なものと後天的なものがあります。

後天的なものというのは、虫歯・歯周病・ケガなどが原因で抜けてしまったか抜歯の処置をしたところをそのままにしている状態です。
先天的なものは生まれつき生えるべき永久歯がないことをいいます。最近では10人に1人、生まれつき永久歯が足りない子供がいるといわれているのです。

本来、乳歯は後から生えてくる永久歯に押されて抜けていきます。しかし、先天性欠損歯がある場合はその場所の乳歯が抜けずに残ることもあるのです。
乳歯が健康であればそのままでいることもあります。しかし乳歯の性質上いつ抜けるかわからないのも事実です。

もし途中で抜けてしまった場合は、その部分には歯がないという状態になってしまいます。
欠損歯がある場合は後天的・先天的どちらにしても、放置しないで治療することがよいとされています。

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欠損歯の治療法

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欠損歯を放っておくことにメリットはありません。そのため、できるだけ早めに治療を行うようにしていきましょう。
欠損歯の治療は、なくなってしまった歯を補うためのものになります。ここからは欠損歯の治療についてのお話です。

歯列矯正

欠損歯の治療の1つとして歯列矯正を行う場合があります。
歯列矯正では正しい位置に歯を並べるため、歯を削ったり抜歯をしてスペースを作るのです。欠損歯がある場合は空いているスペースを利用して歯を並べます。
先天性欠損歯で乳歯が残っている場合は、乳歯を活かして矯正をすることもあるのです。
欠損歯がある人の矯正治療は、通常より期間が長くなる可能性が高くなります。

インプラント

インプラント

インプラントは歯が欠損している場所に人工の歯を埋め込む治療です。
欠損している部分の顎の骨に人工の歯根を埋め込みます。その上から歯冠を取り付け、普通の歯と同じような機能を持たせるのです。
インプラントは固定式の治療になるため取り外しはできません。定期的にメンテナンスに通う必要があります。

インプラントは見た目にも違和感がほとんどなく、人工の歯ですから虫歯になることがないのもメリットの1つです。
ただ、顎の骨の状態が悪い場合や糖尿病などの疾患がある場合は、インプラントができない可能性があります。また、インプラントは自由診療で保険が適用されません。

ブリッジ

ブリッジ

ブリッジは欠損した部分の両隣の歯を削り、それを支柱にして連結した形の歯冠を被せることで欠損部を補う方法です。
インプラントよりも治療期間は短くてすみます。ブリッジはセメントで固定するため、安定性に優れ違和感も少ないです。

ブリッジに使用する素材によっては保険が適用されます。
デメリットは両隣の歯を削らなければならないことです。何の問題もない健康な歯を削って支柱にするため、その歯の寿命が短くなる可能性があります。
またブリッジと歯の間は汚れが溜まりやすいため、虫歯などに気をつける必要があるのです。

部分入れ歯

部分入れ歯

3本以上の歯が欠損している場合は、部分入れ歯を使って欠損部を補う治療をする可能性があります。
部分入れ歯は取り外しができる人工の歯を、金具で両隣の歯に固定して欠損部を補うのです。
部分入れ歯は欠損の状態にこだわらないため、ほとんどの症例に適用することができる治療法といえます。取り外しができるためお手入れもしやすいです。

デメリットは固定式ではないために違和感があること。食事のときに食べかすが部分入れ歯と歯茎の間に入り込むと痛みを感じることもあります。
また、年齢を重ねて歯肉がやせてくると、部分入れ歯が合わなくなることもあるのです。そうなると装着が不安定になってしまいます。

欠損歯がある場合の矯正治療の特徴

欠損歯がある場合の矯正治療の特徴

欠損歯がある場合でも矯正治療を行うことが可能です。それには、どんな特徴があるのかを解説していきます。

高度な専門性が必要

欠損歯の矯正は歯列を整えると同時に、欠損部を補う補綴治療についても併せて進めていく必要があります。
矯正治療だけを専門としている歯科医だと補綴治療を視野に入れた矯正のイメージが難しい可能性があるのです。
歯を理想的な状態に並べるには、欠損歯の部分も考えて治療をする必要があります。
そのため、欠損歯には矯正と補綴治療の両方の知識と技術を持った、専門の歯科医で行うことが望ましいです。

補綴治療と組み合わせる場合も多い

欠損歯がある人は症例によっては、矯正治療のみでも歯のない部分をカバーできますが、インプラントなどの補綴治療と組み合わせることも多いです。
まずは歯列矯正で補綴治療のためのスペースを確保します。歯列が安定した後で、インプラントを埋め込むのです。(スペース確保に仮歯を使うことも)

6本以上の先天性欠如は保険適用がされる

歯列矯正は普通であれば保険適用外のため、自費での治療になります。ただ、場合によっては保険が適用されることがあるのです。
それが先天性欠如で歯の本数が足りない場合になります。少ない場合は適用されませんが、欠損歯が6本以上ある場合は保険が適用されるのです。

ただ、どこの歯科医でもよいわけではありません。「指定自立支援医療機関」の指定を受けている矯正歯科医か、病院で行った場合のみ保険が適用されます。

矯正治療だけで欠損歯を治療するメリット

矯正治療だけで欠損歯を治療するメリット

欠損歯は矯正治療のみで、欠損部の隙間を閉じてしまうことができる場合があります。この場合のメリットはどんなものがあるのでしょうか。
矯正治療のみで欠損歯の治療をするメリットについて、解説していきます。

自分の歯だけで嚙み合わせを改善できる

矯正治療のみで欠損歯を治療することのメリットは、何よりも自分の歯だけで治療ができることです。
生えるべき永久歯が生えそろった段階で矯正治療を行い、欠損部を含めた隙間を閉じてしまいます。自分の歯のみでしっかり噛める状態にします。
自分の歯だけで治療ができるのであれば、それが1番よいです。

手術が必要ない

インプラントは埋め込む部分の歯肉をメスで切開し、その下の顎骨にドリルで埋めるための穴をあけます。埋めた後は歯肉を縫合するのです。
歯肉を切開して骨を削るため、術後は痛みがある可能性もあります。
矯正のみで欠損歯を治療するのであれば、この手術は必要ありません。痛みや精神的な負担が軽減されることになります。

矯正と補綴治療を組み合わせるメリット

矯正と補綴治療を組み合わせるメリット

矯正のみでの治療でもメリットはあります。矯正と補綴治療を組み合わせる治療にも、メリットはあるのです。
矯正と補綴治療を組み合わせるメリットについてお話していきます。

違和感が少ない

矯正で歯を整えた後にインプラントを埋め込む場合、インプラントは人工とはいえ普通の歯のように根を歯の骨に固定します。
自分の歯と同じように噛むことができるため、違和感も少ないです。また、形も天然の歯に近いことから見た目からの違和感も少ないといえます。

他の歯の抜歯を回避できる

矯正と補綴治療を組み合わせる場合は、矯正治療で補綴治療を行うスペースを確保します。そのため矯正のための抜歯が必要なくなるのです。
健康な歯を抜くことに抵抗がある患者さんも多いため、抜歯が必要ないことは大きなメリットといえます。

欠損歯を放置した場合のリスク

欠損歯を放置した場合のリスク

欠損した歯が奥歯だったら目立ちにくく、外からは見えません。そのため、つい放っておいてしまう人も多いです。
しかし、場所がどこであれ欠損歯を放置しておくことにメリットはありません。むしろリスクを抱えてしまう可能性があるのです。
歯がないまま放置をしていると、周りの歯がその空いた部分を埋めようと傾き始めます。

また歯というのは、上下で噛みあうことで位置を保っていますが、片側…例えば右下の歯がない場合はそこの反対側の歯は噛みあう相手がいません。
噛み合う相手がいない歯は下に伸びてきてしまうのです。欠損歯を放置することは、片側だけではなく上下の歯並びに悪影響を及ぼす可能性が高くなります。

また、歯がないと食事のときに、しっかり咀嚼することができません。
食べ物をうまく咀嚼できないと、大きいまま飲み込むことになります。そのため腸に負担をかけてしまい、消化不良を起こす可能性があるのです。

噛み合わせにも問題が出てくるため、顎の骨や筋肉のバランスも崩れてしまう可能性があるのです。
顎の骨のバランスが崩れれば、頭痛や肩こりなど身体にも不調が現れることもあります。
歯1本ですが、その1本が欠損しているというだけでも、リスクがこれだけ大きくなる可能性があるのです。

欠損歯の治療で悩んだら

欠損歯の治療で悩んだら

たかが1本と思わずに欠損歯がある場合は、できるだけ早めに治療をすることをおすすめします。
欠損歯の治療と矯正を行うときは、経験と実績がある専門の歯科医を選んで下さい。。

欠損歯の治療は方法がいくつかあり、それぞれメリットもデメリットもあります。治療に関しての説明を、しっかりしてくれる歯科医がおすすめです。
疑問点や心配事は必ず歯科医に確認をしておくと安心して治療に望めます。患者さん自身が理解し、納得した上で欠損歯の治療をするようにして下さい。

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まとめ

まとめ

今回は欠損歯がある場合の治療について解説をしてきました。
欠損歯の治療には矯正やインプラントなど補綴治療があり、先天性の欠損歯であれば条件によって保険適用される場合もあります。

欠損歯は放置をしたままでいることにメリットはありません。早めに治療をするようにして下さい。
欠損歯の治療には高度な専門性が必要な場合があるため、治療を行う歯科医は慎重に選ぶことが重要です。

治療方法にもそれぞれ特徴があって、患者さんそれぞれに合わせた治療ができます。それぞれのメリットとデメリットを理解することも大切です。
欠損歯の治療に悩んでいる人は、まずは歯科医で相談をして合った治療方法を提示してもらうようにして下さい。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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