反対咬合の矯正治療の流れや費用を解説|歯科医が反対咬合の原因や改善方法を紹介します

監修者:You矯正歯科 理事長・総院長

青山 健一

青山健一

反対咬合の矯正治療の流れや費用を解説|歯科医が反対咬合の原因や改善方法を紹介します

反対咬合(受け口)の治療方法は子供のうちに施術した方が体への影響が少なくなります。
治療せずにいると大人になってから骨・滑舌・歯並びの状態が悪くなることもあるからです。
子供のうちに治療すればマウスピースなど軽度の矯正で終わることもあります。

ただし受け口の治療は大人になっても可能ですし、成長する中で改善するケースもあるためお医者さんと相談してみてください。
今回は受け口の矯正治療の流れ・原因・改善方法を解説します。

反対咬合の矯正は、症状の程度や年齢によって選べる治療方法や費用が大きく異なります。銀座青山You矯正歯科では、抜かない矯正(非抜歯矯正)を専門とし、部分的な矯正にとどまらず、お口全体を見据えた治療方法をご提案しています。ご自身のケースでどのくらいの費用がかかるのか、まずは治療費の目安から確認してみませんか?

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大人の反対咬合の矯正費用【治療法別】

反対咬合の治療方法と費用

反対咬合の治療方法と費用は症状の深刻さによって変わります。
基本的に健康保険は適用外ですが、先天的な疾患や手術が必要で大変な治療の場合は保険が適用されやすいです。
治療方法はワイヤー・ブラケット矯正・マウスピース矯正・手術のいずれかで40万円~150万円ほどかかります。

顎変形症と診断され、外科手術を伴う自由診療で治療する場合は180万円程度になることもあります。なお、見た目の改善を目的として顎の骨切り手術のみを行う美容整形は、歯を動かす矯正治療とは別の治療にあたり、200万円程度になる場合があります。

使っている機器や治療方法によっても価格は変動します。矯正方法について詳しくみていきましょう。

ワイヤー・ブラケット矯正

ワイヤー・ブラケット矯正は受け口治療方法の中でメジャーな治療方法です。
まずは模型分析し必要であれば抜歯をし、模型分析に従ってワイヤーやブラケットを取り付ける矯正治療をします。
ワイヤーやブラケットは2~3年ほど取り付けたままにし、歯の配列が終了したら撤去して、そこから保定を開始し歯が元に戻らないように細くて丈夫なワイヤーを前歯の裏側に止めるか、保定用のマウスピースを使用することになります。

この一連の流れで60万円~150万円ほどかかりますが、定期的にかかるワイヤーの調整費用も必要になるため歯科医に確認してください。
歯科医院を選ぶ際は値段だけでなく内容も含めて検討して後悔のない治療方法を選択してください。

マウスピース矯正

マウスピース矯正

受け口が軽度である場合マウスピース治療がおすすめです。
まずは歯型をとり自分の歯に合わせたマウスピースを作成します。
1日のうち約20時間ほどつけ、約1〜2週間ごとに新たなマウスピースを作成しつけ替えなければなりません。

歯並びがよくなったらこの一連の流れを止めます。
治療期間は6ヶ月~2年ほどで費用は60万円~120万円位かかります。
部分的な矯正であれば40万円ほどで収まるマウスピースもありますが、

受け口の治療費が高額になるのは全体矯正の場合が多いからです。

大抵の場合はワイヤー・ブラケットよりも安くすみますが、歯が複雑であればより費用がかかります。
理由は複雑であるほど診察が増えマウスピースを作成する回数も増えて費用がかかるからです。
重度の受け口であればワイヤー・ブラケット治療をおすすめします。

外科手術

骨格的な問題がある場合は外科手術が必要になります。
上下いずれかの顎が大きすぎる・小さすぎる・前にですぎているなどの場合は上下の歯が噛み合うように骨をずらしたり削ったりする必要があります。

まずは術前検査・麻酔科診察など手術に向けた準備をしなければなりません。
当日は全身麻酔を行い、手術を終えると歯のワイヤー・ネジ・ゴムなどで噛み合わせを固定した状態にします。
更に骨が綺麗につくためにワイヤー治療と保定も行い、入院する期間も含めて10日から2週間程度かかります。

精密検査や経過観察も含めれば3~4年程度で治療が終わり、費用は保険が適用されるため入院費も含めて25万円~50万円程度です。
ワイヤー・ブラケット治療やマウスピース治療よりも安くなりますが、保険が適用されるのは手術するほどの重度の受け口になったときのみです。

反対咬合の特徴

反対咬合の特徴

反対咬合は歯の噛み合わせにより、下顎が上顎より前に出ている状態をいいます。
上下の骨の成長がアンバランスのために起こる症状で乳歯が生えそろう3歳ぐらいから起こるといわれていますが、成長期の12才~15才頃に顎のずれが目立つこともあります。
受け口のまま成長しても死に至ることはありませんが、日常生活でさまざまな問題を抱えるため下記の点に注意が必要です。

  • 話し方や食べ物の咀嚼などで歯がうまく噛み合わない
  • 叢生 (そうせい)やしゃくれにもなる
  • 顔の見た目の変化
  • 歯並びが悪くなる
  • 歯がぐらつきやすい、前歯が抜ける

こうした症状を成長期に放置すると噛み合わせがより悪くなり、最悪の場合下顎を切断しなくてはならないときもあります。
下顎が前方に出ている場合、治療を検討するうえで歯科医に1度診てもらうことをおすすめします。

反対咬合の原因

反対咬合の原因

受け口の原因には遺伝環境の2つがあります。
受け口は上顎と下顎がずれていることで起こる状態です。
遺伝による場合は矯正治療が必要ですが、環境による場合は幼少期であれば生活習慣を見直すと改善することもあります。
詳しくみていきます。

遺伝

家族や親戚に受け口・出っ歯・歯並びが悪い人がいれば遺伝の可能性が高くなります。
遺伝が原因の場合、生まれつき下顎が大きかったり上顎が小さかったりすることでずれが生じてきます。
受け口でなくても、出っ歯や歯並びの悪い人が親戚にいれば受け口になりやすい骨の構造になっているかもしれません。

遺伝による受け口は将来下顎が伸びていく可能性があります。
下顎が伸びるほど障害も出やすいため小さい頃から矯正治療するのが大切です。

環境要因

環境が原因の場合、上顎と下顎がずれやすい生活をすることで受け口になります。
家族や親戚などに受け口や歯並びが悪い人がおらず、受け口になる方は環境による可能性が高いといえます。
生活環境におけるさまざまな要因により骨の成長にずれができるからです。

こうした環境から起こる受け口は生活習慣・癖によるものが主な原因です。
例えば、鼻詰まりが原因で炎症部分が周りの骨の成長を遅らせ顎にずれを生じさせることがあります。
他にも自律神経や睡眠の乱れは成長が不安定になるため骨にずれが生まれやすくなります。
主な環境の要因をあげておきますから参考にしてください。

  • 姿勢の悪さ
  • 幼い頃からの鼻詰まりなどの炎症
  • 自律神経の乱れ
  • 呼吸方法
  • つばの飲み込み方
  • 睡眠の乱れ
  • 指しゃぶり
  • 丸のみ
  • 頬杖

環境による要因は大人になってから起こることも多く、生活習慣を見直してトレーニングすることで改善できる部分も多いのが特徴です。

反対咬合の問題点

反対咬合の問題点

反対咬合の問題点は日常生活に支障が出やすくなることです。
通常は前方に来ている上顎が後方にくるため、顎だけではなく体や精神にも負担がかかり、ストレスのある生活になってしまいます。
大人になってからの治療は可能ですが、骨格の成長を利用していくには早期治療をおすすめします。
主な反対咬合の問題点をみていきましょう。

食事がしにくい

受け口は食事がしにくくなるためストレスを感じやすくなります。
上顎を後方に置いて食べる動作ではうまく食べ物がつかめず、食べ物を噛み切るときも前歯に力が入りにくいため咀嚼に大きな影響を及ぼします。

代わりに奥歯を使用するようになりますが、奥歯を酷使するため負担がかかり将来歯を失うことになりかねません。
奥歯を失えば食事ができる歯を失うため、食欲減退にもつながります。

顎関節症になりやすい

顎関節症になりやすい

受け口が原因で顎関節症になると慢性的な頭痛・顎の痛み・疲れなどで悩まされることが多くなります。
本来は後方にあるはずの下顎が、通常とは違う位置で酷使されるため筋肉や神経に負担がかかり顎関節症になります。
顎関節症になると体のさまざまな部分で慢性的な変化が起きるため無意識にストレスを感じやすくなるため注意が必要です。

全身に負担がかかる

噛み合わせが悪いことで歯周りだけでなく、体の健康面にもさまざまな影響を及ぼします。
歯そのものは体に影響を与えないものの、第二次症状として多くの弊害が起こります。
例えば、食べ物が思うように噛めず内臓に負担をかけてしまい、消化不良などが起こりやすくなるため注意してください。

顎関節症は肩こりや腰痛だけではなく、過剰な力が顎に入ることで骨を溶かして歯周病を起こす原因です。
その他にも歯の位置が変わったことによって舌の位置が下がることで、舌が気道側へと落ちて気道が狭くなり、睡眠時無呼吸症候群になる可能性が高くなります。

また口が開きやすくなり、口呼吸が増えアレルギーや鼻炎を引き起こすなど顎への負担が健康な体を次第にむしばんでいきます。

見た目に影響する

受け口は見た目が悪くなることから外見に自信が持てなくなる人も多くいます。
見た目への影響としては下記の症状が顕著に現れるようになります。

  • 笑ったときに顎が出る
  • 笑ったときに歯茎が出る
  • 噛み締めすぎたため、すきっ歯になる
  • 前歯が出ている
  • 叢生(そうせい)により歯並びがバラバラ
  • 口が開きやすい
  • 寝ているときにヨダレが出やすい

こうした症状が現れ始めると人前で笑ったり話したりしたくないと思う人も出てきます。
周りの目が気になると生きづらくなり、自分が人にどう見られているかを気にするあまり対人関係にも影響を与えます。

実際の相談では、「しゃくれて見えることがコンプレックスになっている」という声が女性を中心に少なくありません。ただし、こうした見た目の悩みが、歯並びや噛み合わせのずれによるものなのか、顎の骨格そのものによるものなのかによって、対応できる治療は異なります。歯並びや噛み合わせを整えることが目的であれば歯列矯正で対応できますが、顎の位置や顔の輪郭まで変えたい場合は、歯列矯正だけでは対応できず、外科手術を含む治療が必要になります。

 

反対咬合の矯正治療の流れ

反対咬合の矯正治療の流れ

反対咬合の主な矯正治療方法は一般的にはワイヤー・ブラケット矯正・マウスピース矯正・手術のいずれかになります。
軽度の場合は生活習慣の見直し・トレーニングで矯正治療することもあります。
生活習慣からくるものであれば、日々の生活を見直すだけで治療が可能です。
ただし、遺伝的に骨格が受け口になりやすいまたは生活習慣で悪い癖を長年続けていた場合は一般的な矯正治療が必要です。

機能的な反対咬合の場合

子供の時には、日常の癖・姿勢・身体機能が要因で反対咬合になっている場合、生活習慣を見直すことで矯正できることもあります。
姿勢を正し・よく噛んで食べ・頬杖をつかないといった習慣をつけるだけで変わることも多いです。

また、受け口がよくなるトレーニングを歯科医から教えてもらい家庭で行うのも効果的です。
特に3才~7才の間であれば生活習慣を見直すだけで受け口が大きく改善することも報告されています。
既に長く習慣化されている場合は歯列矯正としてワイヤー・ブラケット矯正やマウスピース矯正をした上で生活習慣の見直しやトレーニングが必要になります。

骨格的な反対咬合の場合

遺伝的に骨格が原因で受け口となった方はワイヤー・ブラケット治療や手術が必要です。
骨格による受け口は人為的に正しい位置へ顎を持っていきます。
まず歯の模型をとって、詳しく症状を診断しワイヤー・ブラケット治療や手術が必要かを見極めます。
軽度であればワイヤー・ブラケット治療で改善しますが深刻な場合は手術が必要です。

反対咬合の矯正費用を抑えるための3つの方法

反対咬合の矯正費用を抑えるための3つの方法

反対咬合の治療だからといって、特別な費用軽減の方法があるわけではありません。一般的な矯正治療と同様に、支払い方法の選択や制度の活用によって、月々の負担や実質的な費用を抑えられる場合があります。ここでは、代表的な3つの方法を紹介します。

デンタルローンを利用する

矯正治療の総額をまとめて用意するのが難しい場合は、デンタルローンを利用する方法があります。月々の支払額を抑えながら治療を進められるため、費用面のハードルを下げやすくなります。

 

ただし、分割回数や金利によって最終的な支払総額は変わるため、契約前に総支払額を確認することが大切です。また、医院によっては院内分割に対応している場合もあるため、デンタルローンと合わせて確認するとよいでしょう。

 

なお、銀座青山You矯正歯科では、デンタルローンを利用すれば月々3,700円からのお支払いが可能です。銀座青山新宿横浜大阪広島など主要都市に11医院を展開しているため、転勤や引っ越しがあっても通いやすい環境が整っており、無理のない支払い計画を立てながら治療を続けやすいのも特徴です。費用の総額や支払い方法について、詳しくは以下のページをご覧ください。

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医療費控除を申請する

反対咬合の矯正治療は保険適用外であっても、噛み合わせの改善を目的とした治療であれば、医療費控除の対象となる場合があります。年間の医療費が一定額を超えた場合に確定申告を行うことで、支払った税金の一部が還付される制度です。

 

還付される金額は、年収や家族構成によって異なるため、一律の金額は示せません。詳しい還付額の目安については、税務署や税理士に確認するか、通院先の医院に相談すると安心です。

外科手術の場合は、保険適用になる

顎のずれが大きく、医療機関で「顎変形症」と診断された場合は、外科手術を伴う外科的矯正治療として保険が適用される可能性があります。この場合、外科手術のみを保険で受けられるわけではなく、術前矯正・外科手術・術後矯正を一連の治療として行うことが一般的です。

単に噛み合わせが気になる、見た目が気になるという理由だけでは対象にならず、指定された医療機関での診断と治療が前提となる点に注意が必要です。

反対咬合は早期の治療が重要

反対咬合は早期の治療が重要

受け口は子供のうちに治した方が骨格の成長が期待できます。
消化不良や慢性的な頭痛は矯正すれば治りやすいですが、中には大人になっても残るものがあります。
例えば発声がうまくいかず変な喋り方が癖になると大人になって治療を受けても改善しない場合も出てきます。

また、顔面頭蓋の形も受け口に合わせて変化するため、大人になってから受け口の矯正はできても顎がつき出た外見は変わりません。
できればまだ成長しきっていない幼少期の3才から小学生低学年の間治した方がメリットが多いです。

まとめ

まとめ

反対咬合の矯正治療の流れや費用を解説してきました。
反対咬合は早期治療することで、大人になってから身体的・精神的にも負担がかかりません。
矯正治療は大人になってからもできますが、長い間身についた癖は直しづらいといえます。
3才ぐらいから受け口が目立つようであれば、早めに歯科医院を訪れることをおすすめします。
矯正治療を受けなくてもトレーニングや環境を見直すだけで反対咬合を治せるため、気軽に歯科医に相談してみてください。

歯科医と治療の方法・費用なども含めて相談すれば矯正治療に対する不安も消えます。
是非この機会に反対咬合の矯正治療について考えてみませんか。

なお、銀座青山You矯正歯科では、累計6万人以上の患者様と向き合ってきた実績があり、30年以上にわたって抜かない矯正(非抜歯矯正)を専門としてまいりました。症状によってワイヤー矯正が適しているのか、マウスピース矯正で対応できるのか、あるいは手術の検討が必要なのかは、豊富な症例をみてきた専門的な知見があってこそ正しく判断できます。

大きな決断をする前に、まずは無料相談で、あなたの場合ならどうなるかを知ってみませんか?長年抱えてきたお悩みを、ぜひ一度私たちに聞かせてください。

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監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 2011年 日本で初めての「抜かない矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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