インビザライン

インビザラインは、歯を後方に動かせるため非抜歯矯正が得意です。抜歯の必要がある理由は、歯を動かすスペースを確保するためや隣接する歯の圧迫を解消するためです。非抜歯矯正のメリットは歯を抜かずに済むこと、デメリットは歯並びが改善しない場合があることです。信頼できる歯科医に相談して最適な治療方法を選びましょう。

過蓋咬合はインビザラインで治療できます。インビザラインは目立ちにくく、矯正中の痛みも少ないため、過蓋咬合の治療に適しています。ただし、症例によってはインビザライン単独では治療が難しいこともあります。過蓋咬合を放置すると顎関節症や歯の寿命が縮むリスクがあるため、早めの治療が望ましいです。歯科医に相談して確認しましょう。

インビザラインからワイヤー矯正への変更は可能です。インビザラインが合わない場合や違和感がある場合は、信頼できる歯科医に相談しましょう。ワイヤー矯正は対応できる症例が多く、治療期間の調整も可能です。ただし、ワイヤー矯正に変更する際は、装置の着脱ができないため、口内の清潔を保つためのケアが重要です。

インビザラインは、透明なマウスピースを使用して歯列矯正を行う手法で、歯並びを改善することで噛み合わせも良くなります。噛み合わせに関係する歯並びの問題として、すきっ歯、出っ歯、叢生、受け口があります。過蓋咬合もインビザラインで治療可能です。噛み合わせが悪いと肩こりや頭痛、歯並びの悪化、顎関節症などのリスクが高まります。

インビザラインは、他の矯正治療に比べて痛みが少ないとされますが、全く痛みがないわけではありません。特に初めての装着時や新しいアライナーへの交換時に、歯が動くことで痛みが出ることがあります。痛みが強い場合は、鎮痛剤を服用したり、固い食べ物を避けたり、無理をせずゆっくり休むことが大切です。痛みが続く場合は、歯科医に相談を。

インビザライン矯正では、1日22時間以上の装着が推奨されます。これは、歯に持続的な力を加え続けることで効果的に歯を動かし、後戻りを防ぐためです。22時間の装着が難しい場合は、20時間以上を目指し、無理な場合は早めに歯科医に相談しましょう。アラームやアプリで管理し、正しい装着方法でアライナーを使用することが大切です。

インビザライン矯正に加速装置オーソパルスを併用することで、治療期間を約1/3に短縮できます。加速装置は近赤外線の光を照射し、歯の移動を促進し痛みを軽減します。アライナーの交換頻度も短縮可能ですが、装着時間を守ることが重要です。加速装置の使用には慎重な管理が必要で、トラブルがあれば早めに歯科医師に相談しましょう。

インビザライン矯正中は虫歯になるリスクがありますが、適切な対処法で予防できます。口腔内が乾燥しやすく、唾液が届かないため虫歯になりやすいです。予防策としては、丁寧な歯磨き、フッ素ジェルの活用、クリーニングを受けることが効果的です。矯正中に虫歯になった場合は、早めに歯科医に相談して治療を優先しましょう。

iTeroは口腔内をスキャンして3次元の歯型データを作成する装置です。インビザライン矯正に必要なiTeroは、短時間で正確な歯型が採れ、嘔吐反射の心配もありません。スキャンデータはクラウド上に保存され、アライナーの製作に使用されます。治療計画の段階で治療後の歯並びも確認でき、患者の負担が少ないのが特徴です。

嘔吐反射が不安で歯列矯正に踏み出せない方には、インビザラインがおすすめです。インビザラインは透明なマウスピースを使用し、嘔吐反射が起きにくいです。スキャナーで歯型を採るため、不快感も少なく安心して治療が受けられます。嘔吐反射が不安な方でも、無理のない矯正方法で安心して治療を受けられるようになります。