筋トレでマウスピースをつける効果を解説|筋トレによる歯への影響や傷ついた歯の矯正もご紹介

【監修:青山健一】

筋トレでマウスピースをつける効果を解説|筋トレによる歯への影響や傷ついた歯の矯正もご紹介

スポーツ選手のドキュメント映像やスポーツジムなどで、筋トレの際にマウスピースを装着している人を見たことはないでしょうか。
マウスピースをつけることの効果を「なんとなく歯によさそう」とあまり深く考えたこともない方も多いかもしれません。
この記事では、筋トレでマウスピースをつけることのメリットをご紹介します。

また、筋トレをすることによる歯への影響も詳しく解説していきます。
マウスピースの効果や傷ついた歯の矯正方法について知り、歯をより良い状態に保ちましょう。

筋トレによる歯への影響

筋トレによる歯への影響

ラグビーやボクシングの選手がマウスピースをつけているのは、競技でマウスピースの使用が義務付けられているためです。
このことから、スポーツや筋トレにより歯に相当な負担がかかることがわかります。

筋トレは誰もが行うリフレッシュや筋力アップの方法ですが、アスリートではない私たちが行うトレーニングでも歯には大きな負担がかかります。

マウスピースを装着せずにトレーニングをすることは、大切な歯を危険にさらしているといえるのです。
筋トレによる歯への影響を正しく理解して、歯を守る行動を選択していきましょう。

相当な重さがかかる

筋トレでは全身の筋肉に力を入れようとするため、瞬間的に歯に強い力が加わります。
バーベルを持ち上げたり、もうひと踏ん張り頑張ろうと力を入れたりするときに、私たちは無意識に歯を食いしばるためです。
普段の生活や食事中にはかけない力を歯にかけることになるため、瞬間的とはいえ歯に相当な重さがかかるのは避けられません。

歯がすり減る・割れる

筋トレで歯を食いしばったときに、歯がすり減ったり割れてしまうことがあります。
簡単には目視することができない奥歯をぐっと食いしばるため、歯がすり減っていることに気付かない人も少なくありません。

さらに虫歯の場合は歯の内部がスカスカな状態になっており、強い力に耐えられずに割れる可能性もあります。
割れてしまった歯を元通りにすることは難しいため、歯医者での治療が必要です。

筋トレをするときはマウスピース装着がおすすめ

筋トレをするときはマウスピース装着がおすすめ

筋トレでマウスピースを装着することは安全面で優れているだけではなく、パフォーマンスの向上も可能にします。
なぜマウスピースが筋トレのパフォーマンスを向上させるのか、詳細に説明していきます。

今後マウスピースを装着して筋トレをすることで、そのメリットを実感することが可能です。
また、マウスピースに期待する効果をしっかりと理解すると、マウスピースを選ぶときの参考になります。

多くのアスリートが使用

多くのアスリートが使用

マウスピースは多くのアスリートが愛用しています。
アスリートは自分自身のフィジカルが資本のため、歯がすり減ったり割れたりするのを避けるためにマウスピースを使用します。
またマウスピースは、スポーツの世界では「歯を守ってくれる」という意味でマウスガードと呼ばれることが多いです。

第一線で戦うために日頃からタフな筋トレに励んでいるアスリート。
超人的な身体能力を最大限にふるえるのは、歯を守ってくれるマウスピースのおかげといっても過言ではありません。

歯を守ることで身体も健康に

歯を守ることで身体も健康に

マウスピースが歯に加わる力を分散し守ってくれることで、身体の健康維持にも繋がっています。
歯を守ることでいろいろな物をバランスよくしっかり噛んで食べることができます。

もしも健康的な歯が少なく、食べられるものが限られているとどうなるでしょうか。
栄養バランスが偏ってしまうため、身体と心の健康を保つことが困難になってしまいます。

ましてや筋トレなどによって筋肉を作り身体を育てたいときには、バランスのよい食事をしっかり食べることは必須です。
肥満や生活習慣病を防ぐだけでなく、しっかりと身体を育てるために歯の健康はとても重要なのです。

筋トレでマウスピースをつける効果

筋トレでマウスピースをつける効果

筋トレの際にマウスピースをつけることで得られるメリットは多くあります。
ハードなトレーニングを行う際、マウスピースは歯を守ってくれるだけではなく、身体のバランスを整えパフォーマンスを向上させる効果も持っています。

また歯を傷つけることがなくなるためメンタル面においても安心してトレーニングに集中することができるのです。
筋トレを習慣的に行っている人やタフなトレーニングを実践している人の中にまだマウスピースを装着していない人がいればぜひ導入を検討してみてください。

筋力の向上

筋力の向上

マウスピースの装着により筋力の向上が期待できます。
マウスピースをつけて一時的に歯の噛み合わせが良くなることで身体に力が入りやすくなります。

より強く歯を食いしばることで踏ん張りがきき、いつも以上に力を発揮することができるのです。
ためらいなく歯を強く食いしばり、自分の限界に近いところで筋トレをしたい人はマウスピースの装着がおすすめです。

集中力の向上

筋トレやスポーツの際に歯を食いしばるため、歯がすり減ってしまう危険性があります。
自分の身体への影響を不安や恐怖に感じ、トレーニングに集中できないこともあります。

マウスピースを装着することで安心感が増して、トレーニングや競技に集中することが可能です。
安全な状態でリラックスしてトレーニングすることで、身体全体を伸び伸びと使うことができます。

スポーツでも同じように相手を怪我させてしまうのではないかという不安感から競技に集中できないことがないようにマウスピースを装着します。
マウスピースの装着は、相手のいるトレーニングをする際の集中力向上にも必要です。

歯のすり減り防止

マウスピースは、全身の筋力を使うときの強い噛みしめによる歯のすり減りを防止します。
また、ストレスや歯の噛み合わせの悪さからくる歯ぎしりによるすり減りも防止してくれます。

さらに、歯のすり減りを防ぐことで、下顎偏位や歯の損傷を予防することも可能です。
物理的に歯を守りたい人は、筋トレの際のマウスピース装着は欠かせません。

身体のバランスの改善

身体のバランスの改善

歯の噛み合わせを改善すると、身体のバランス全体への改善にもつながります。
噛み合わせが悪く、力のかかり方がいびつだと身体全体のバランスが歪んでしまいます。

力が入りにくい部分があると自然と全身でその部分をカバーしてしまうのです。それは歯も同様です。
そのためマウスピースで噛み合わせを改善することで身体全体のバランスを整えることができます。

筋トレで既に傷ついた歯にはマウスピースの効果がない?

筋トレで既に傷ついた歯にはマウスピースの効果がない?

マウスピースの効果は絶大なものです。
筋トレを日常的に行っているにも関わらずマウスピースを使っていなかった人には、必要性を深く感じていただけたと思います。

一方、これまでの筋トレでマウスピースをつけていなかったことによる歯についた傷について気になる方も多いかもしれません。
では、今日からマウスピースをつけることで既に傷ついた歯への効果はあるのでしょうか。
結論からいえば傷ついた歯が回復することはありません。

ですが歯を固定することでパフォーマンスの向上や今以上の歯のすり減りを予防することはできます。
傷ついた歯の治療を進めながら、筋トレの際には今ある歯を守るためにマウスピースの装着をおすすめします。

筋トレで傷ついた歯でも矯正はできる?

筋トレで傷ついた歯でも矯正はできる?

筋トレで傷ついた歯は、可能であれば先に治療を進めましょう。治療が済んだ段階で歯科矯正をしてください。
歯医者での治療の必要がまだない小さな傷や虫歯の場合は、そのまま矯正を進める場合もあります。

治療が必要かどうか、歯科矯正をすぐに始められるかは自分で判断することは難しいため、専門医やかかりつけの歯科医に相談しましょう。

歯ぎしりなどの根本解決

歯に傷がついてしまった場合、原因を追求し、解決していくことも重要です。
歯の傷がトレーニングによるものでない場合も、しっかりと解決していきましょう。例えば、睡眠時の歯ぎしりの改善です。

筋トレのとき以外にも睡眠時のマウスピースの装着で歯ぎしりから歯を守ることができます。
これは、歯ぎしりをしてしまったときもマウスピースが歯の消耗を軽減してくれるためです。

ただ歯ぎしりをする人は日中もストレスがかかったときなどに歯ぎしりをする傾向があるため、そもそもの原因であるストレスを減らすことも大切です。
歯に傷がつく根本的な原因を追求・解決してから矯正を進めていきましょう。

目立ちにくい矯正

目立ちにくい矯正

もっとも一般的な歯科矯正の方法はワイヤー矯正です。
近年人気が高くなってきているホワイトワイヤーを使用した矯正は目立ちにくい矯正方法として知られています。

またマウスピース矯正も比較的目立ちにくい矯正方法の1つです。
透明なマウスピースを用いるため、周りの人に気付かれにくいという長所があります。

装着したまま違和感なく人と話すことも可能なため、社会人にもとても人気の方法です。
そのまま筋トレやスポーツをしたり楽器を演奏したりすることもできるため学生にとってもおすすめできます。
食事中に簡単に取り外すこともできるため、日常への負担が軽いことも特徴の1つです。

以下のリンクでは矯正治療の無料相談を行っています。ぜひお気軽にご相談ください。

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矯正治療を行うときの注意点

矯正治療を行うときの注意点

では、矯正治療を行うときのデメリットや注意点はどのようなものがあるでしょうか。
ワイヤー矯正を行う場合は、歯磨きなどケアを丁寧に行わないと虫歯になりやすいというデメリットがあります。

また、マウスピースで矯正治療を行う場合は長時間の装着が必須です。
食事のときなどどうしても外さなければいけないときを除いて、長くつけていないと効果を発揮しません。

歯の状態によっては効果的に使えない治療法もあるため、まずは専門医への相談が重要となります。
デメリットも理解して、矯正治療を検討してください。

傷ついた歯の矯正を検討するなら

傷ついた歯の矯正を検討するなら

先にも説明したように、治療が必要なレベルの傷や虫歯がある場合は歯の治療を優先させましょう。

また、虫歯は歯の内部が脆くなっているだけでなく、今後も虫歯になりやすいことを示しています。
虫歯によって歯の表面のエナメル質が失われるため、歯に傷がついた状態では歯に問題が起こりやすいのです。
歯の状態をよく相談し、状況に合った矯正を歯科医と相談していきましょう。

以下のリンクでは矯正治療の無料相談を行っています。傷ついた歯の相談もぜひお気軽にご相談ください。

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まとめ

まとめ

歯がすり減ったり割れたりしてしまうなど、筋トレによる歯への影響は大きなものです。
一方で、マウスピース装着のメリットも多くありました。

歯の噛み合わせを良くすることで、歯を守るだけではなくパフォーマンス向上も期待できます。
集中力アップも狙えるため、歯を大切にしながら筋トレの効果を高めることができるのはとても魅力的です。

また、歯科矯正を検討中の方は、どのような方法が自分に合っているか検討するきっかけになったのではないでしょうか。
デメリットも頭に入れて歯科医師と相談しながら筋トレ中の歯の健康を保っていきましょう。




監修者:銀座青山You矯正歯科グループ 理事長・総院長 青山健一

理事長・総院長 青山健一 1965年 広島県呉市生まれ
1990年 広島大学歯学部卒業
1992年 南青山デンタルクリニック開院
2001年 医療法人社団 健青会 設立
2011年 日本で初めての「部分矯正専門医院」のYou矯正歯科を開設
2021年 You矯正歯科 池袋西口医院開設
2021年 You矯正歯科 広島紙屋町医院開設(銀座、青山等で9医院開院中)
▼総院長ブログ「幸せってなぁに?」もご覧ください。

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