矯正全般

インプラントと歯列矯正を同時に受ける場合、基本的に歯列矯正を先に行います。歯列矯正を先に行うことで、インプラントを適切な位置に埋め込むことができます。既にインプラントが入っている場合でも矯正治療は可能ですが、制限や条件がつくことがあります。インプラントと歯列矯正を同時に行うには、事前の相談と綿密な治療計画が必要です。

大人乳歯は永久歯に生え変わらないまま残る乳歯で、放置すると虫歯や歯並びの悪化などのリスクがあります。矯正治療は大人乳歯の隙間を埋めるために有効です。歯列矯正、インプラント治療、ブリッジ治療、部分義歯などの方法があります。大人乳歯はエナメル質や歯根が弱いため、早めの治療が必要です。歯科医との信頼関係が大切です。

先天性欠如歯は、生まれつき歯が少ない状態です。放置すると噛み合わせや口内環境に悪影響を及ぼすため、矯正治療やインプラント治療が必要です。治療方法には歯列矯正、インプラント治療、ブリッジ治療、部分義歯があります。保険適用の条件もあるためまずは歯科医に相談しましょう。大人の全体矯正は2～3年、保定期間も2～3年かかります

子供の矯正治療は、永久歯が生え始める頃からが適切です。治療は第1期と第2期に分けられ、第1期は永久歯が正しく生える環境を整えます。費用は10～50万円程度。第2期は歯並びと噛み合わせを整え、費用は20～100万円程度かかります。治療には2～4年の期間が必要。矯正歯科の選び方や相談方法を確認し、早期に治療を始めましょう。

口ゴボは自力で治すことはできません。自力で無理に治そうとすると、歯の寿命を縮めたり歯並びが悪化するリスクがあります。口ゴボを治すには、ワイヤー・ブラケット矯正、マウスピース矯正、セットバック矯正、セラミック矯正などの方法があります。口ゴボが気になる場合は、歯科医に相談して適切な治療法を見つけましょう。

歯ぎしりは歯や顎に大きな負担をかけ、歯のすり減りや知覚過敏、顎の痛み、首や肩のこりを引き起こします。放置すると歯がすり減り、歯の寿命が短くなり、噛み合わせが変わるリスクがあります。歯並びを治すにはワイヤー・ブラケット矯正やマウスピース矯正が有効。矯正治療中も歯ぎしりの改善が重要で、ナイトガードなどの保護具が役立ちます。

不正咬合は噛み合わせが悪い状態のことを指します。主な種類には、出っ歯、受け口、乱杭歯・八重歯、切端咬合、すきっ歯、開咬、交叉咬合、深い噛み合わせなどがあります。原因は遺伝や乳歯の早期脱落、日頃の癖などです。不正咬合は見た目や食事、全身の健康に影響を及ぼすため、治療が必要です。治療は矯正が中心です。

歯列矯正は、歯並びを整えることで顔つきに変化が現れることがあります。前歯が後ろに下がることでEラインが整い、口元やフェイスラインがすっきりします。口ゴボや噛み合わせが改善され、口を閉じられるようになるため、顔全体の印象が良くなることがあります。出っ歯や受け口、ガタガタ歯並びが影響する顔つきを治したい方は歯科医に相談を。

開咬の治療は、顎変形症と診断される場合に健康保険が適用されます。治療費は保険適用で3割負担ですが、全額負担では80～100万円ほどかかります。治療は診察・検査、術前矯正、手術、術後矯正、保定の流れで進みます。外科的矯正以外にも、インプラント矯正やインビザライン、口腔筋機能療法などの治療法があります。

結婚式に向けた矯正治療には、短期間で済む部分矯正や目立ちにくいマウスピース矯正、裏側矯正などがあります。間に合わない場合でも、式当日に矯正装置を取り外す方法や、目立たない矯正方法を選ぶことで対応できます。結婚式までの期間や理想の歯並びを考慮し、専門の歯科医に相談して最適な治療方法を見つけましょう。